購入場所：成城石井 ランドマークプラザ店
購入金額：2800円
コメント：
2年前になるが、ボジョレー解禁日にふと飲みなくなり、仕事帰りに立ち寄った成城石井で色々見た末に購入した。
色はボジョレーにしては濃く、2、3年熟成したピノノワールのような雰囲気だがその色は紫色。
その山葡萄のような色には艶やかで輝きがある。
香りは華やかな甘さを一番最初に感じる。
まさしくブドウ由来の果実感。
適度な酸味のニュアンスもありつつ、濃縮されたブドウの果汁も感じる。
フレッシュなブルーベリーやラズベリーの香りで、広がりや深さは無いが、その分若々しさとはじけるようなジューシーさを感じる。
味わいは非常に濃厚、かつフレッシュな甘味が一番最初に飛び込んでくる。
その甘味の余韻は決して長くないが、その分、果実のフレッシュ感が強調される。
ボジョレーのイメージとして、「軽い」や、「爽やか」などがあるが、全く異なる。
香り同様、濃縮感をしっかりと感じる。
余韻に若干の発泡感を伴って感じる酸味が、ボジョレーを飲んでいる事に改めて気付かせてくれる。
発泡感のあるこの酸味は、同時にフレッシュな柑橘系のニュアンスも持ち合わせている。
ボジョレーらしい酸味。
当たり前だが、渋みは殆ど無い。
が、ボジョレーにしてはしっかりとした渋みを感じる。
もちろん、カベルネやメルローと同じレベルではないが、軽めのピノノワールと比べる分には遜色無い。
余韻で比較的主張してくる酸味と合わせて、いわゆる「甘い・軽い」と言うボジョレーのイメージを払拭し、それなりに全体的に存在感のある仕上がりにしている。
ボジョレーなので、そこまでを求めていなかったが逆にそれ以上のパフォーマンスをしっかりと出してくれた。
もちろん、ボジョレーの良いところ、甘さや若さ、フレッシュ感はしっかりと持っているが、一般的に軽さに偏りがちなところをこらえて、それなりの
ボディー感も感じる。
また、2011年のブドウの果実感や力強さ、甘さを垣間見たような気もする。
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