La Chapelle de Calon 2007（シャトー　カロン　セギュール）

購入場所：トップ 海老名店
購入金額：1680円

コメント：
ワインコーナーを物色していたら、久しぶりにカロン セギュールのセカンドを見つけたので買ってみることにした。

抜栓すると、樽香が一番最初に飛び込んでくる。
続けて、カベルネのしっかりとした芯のある香りが続く。
その香りは、カシスやベリー系の少し酸味を感じる香り。
思ったよりも香りが弱く、違和感を感じるが、2007と言うビンテージ故なのか開いていないのかは不明。

口に含んだ直後は、味を感じるというより、どちらかと言うと、口当たりの滑らかさが印象的。
遅れて果実感を感じるが、カシス的な柑橘感はそこまで強くない。
感じとしては、抜栓後2日位過ぎてフレッシュ感が少し抜けたような味。

一方の酸味は中盤から終わりにかけて、特に終盤に強めに感じる。
レモンのような酸っぱい酸味で、渋みとあいまって少し強い気もする。
果実感が弱いため若干強めに感じるが、落ち着けば悪いバランスではないかもしれない。

渋みはどっしりとした力強いものを感じる。
酸味も強いので、その相乗効果でパワフルすぎるような印象もある。
カベルネのしっかりと主張する渋みに樽の香りも乗り、渋みに単体でみれば個人的には好きな部類だが、他とのバランスを考えると少し強すぎる気もする。

全体的に少し物足りなさを感じる。
果実感がもっと強く出ていればパワフルで飲みごたえのある仕上がりになったかもしれないが、後半の要素が強く少し物足りない。
ただ、樽香はよくでていて、余韻に若干のチョコレートのニュアンスさえも感じる。
果実感がもっと出ればより良い仕上がりだと思うが、残念ながらあまり印象は良くなかった。