
購入場所 | (こちらから購入可能) |
購入日 | 2022年05月30日 |
購入金額(税込み) | 3278円(一升瓶) |
テイスティング日 | 2022年06月01日 |
日本酒データ:
地域 | 新潟県 |
タイプ | 純米大吟醸 |
使用米種 | 五百万石 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★☆ |
コメント:
よく巡回している日本酒サイトを見ていると、このお酒をはじめとして、夏を想像させる味わいの入手困難な一升瓶たち3本セットを発見したので即購入したもの。
ボトルを見てみると「製造日より2ヶ月以内の消費を推奨」ということで、今回のボトルは2022年5月9日製造ということもあり、到着したその日に抜栓。
色は透明感が高くクリア。
生酒らしく細かい気泡がグラスの内側に少しついているが、グラスから湧き上がるまでの発泡感はない。
粘度はかなり高く、グラスの縁をゆっくりと落ちながら脚を形成していく。
香りはとても華やか。
フレッシュな柑橘類を思わせる甘味と酸味がぎゅっと濃縮され、日本酒感はほぼ感じさせない芳醇な香りが周囲に広がる。
口に含むとフレッシュでトロみを感じる口当たりに加え、とてもまろやかで凝縮された甘味が豊かに広がる。
中盤にはわずかな刺激を伴うフレッシュな酸がアクセントとなるが、基本的にはアタックで感じたシルキーな甘味が続く。
そして喉の奥をなんの違和感もなくスッと通り過ぎてしまい、今口の中でその旨味を味わったことを忘れてしまうほど上質で研ぎ澄まされた余韻によって再びこのお酒を欲してしまう。
上質で違和感なくまろやかな口当たりに加えて豊かな甘味をじっくりと楽しめる飲み始めたらエンドレスな生原酒。
<アルコール度数15%>
この日は銀ダラの淡煮と自家製茶碗蒸しと合わせた。
銀ダラの淡煮には釧路で買った昆布の風味を全面にだし、そこに醤油と酒で軽く味を整えた文字通り淡い仕上がりの料理。
昆布がかなりガッツリと主張しつつも銀ダラ含め全体的に海の旨味をしっかりと感じられるシンプルながらに味わい深い日本酒にばっちりマッチする料理。
上質で甘味が豊かな日本酒の味わいを損ねず、お互いに主張することはしっかりと主張するというとても息のあったコンビという印象。
茶碗蒸しは小松菜や椎茸などの野菜のみを使った出汁の風味をしっかりと効かせたタイプ。
ちょっと楽をしてレンチンで仕上げているものの、味わいはなかなか。
こちらも優しい味ベースに出汁の風味を効かせていることもあって、日本酒との相性は抜群。
今回の日本酒は料理に合わせやすいもの、そして料理は日本酒に合わせやすいものというのがわかったので、料理と日本酒のマッチングに困ったときに集結させるメンバーとして要ストックできる料理と日本酒を発見できた。
<マリアージュ指数:5ばっちりマリアージュ>
Leave a Reply