くどき上手 Jrの愛山33 純米大吟醸



購入場所 キッショーセレクト(こちらから購入可能
購入日 2022年05月18日
購入金額(税込み) 2200円
テイスティング日 2022年05月30日

日本酒データ:

地域 山形県
タイプ 純米大吟醸
使用米種 愛山
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
フラフラッとこちらの店に立ち寄ってみたところ、なかなか派手な色合いのラベルを見つけたので、よくよく見たところくどき上手のJrシリーズだったこともあり、2200円と普段購入する金額帯からは若干上振れているが試してみることにした。
調べてみると播州愛山を33%まで磨き上げた純米大吟醸のよう。
大粒ながら高精白にすると砕けやすく溶けやすいこちらの米をここまで磨き上げたということでなかなか造り手の意地を感じられる限定酒。
色は若干緑のニュアンスを感じなくもないがほぼクリアでわずかにトロみがかっている印象。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁から長い脚を出す。
香りは豊かな甘味と共にフレッシュな酸がバランスよく感じられ、青リンゴやグレープフルーツのような果実を連想させる。
日本酒感もわずかに感じられるが果実のニュアンスの方が強く濃厚な飲み口を容易に想像できる。
実際に味わってみると口当たりは想像通り甘くまろやか、そして濃め。
ただ酸も柔らかく感じられ、ガッツリインパクトがあるわけではなく落ち着いた味わい。
中盤にはこの果実を思わせる甘味に米の濃厚な旨味が加わりしっかりとした飲み応えのあるボリューム感を楽しめる。
そして余韻には若干舌に刺激を残すような酸と共に程よい甘味がしばらく感じられ、濃厚すぎず軽すぎない絶妙なバランスを保っている。
豊かなでフレッシュな果実感とほどよく感じられる米の旨味と共に若干舌先に刺激を残す酸のニュアンスが印象的な飲んだら間違いなく口説き落とされる限定酒。
<アルコール度数17%>


この日はマグロ漬け丼とタコの酢の物というガッツリ和食コンビと合わせてみることにした。
マグロ漬け丼はある意味定番メニューとなってきたので最近は味わいが安定してしている。
若干甘めに仕上げれられた漬け丼はマグロの生臭さを消しつつも旨味はしっかりと残す程度のやや薄口での味付け。
同じ甘味を感じさせる料理と日本酒だけあって、相性は文句なし。
魚臭さが強調されることも一切なく、お互いがお互いの旨味と甘味を主張しつつもしっかりとマッチしている。
一方のタコの酢の物はトマトとワカメとともに三杯酢でわずかに味付けしたもの。
和と洋の不思議なコラボレーションながら思ったほど違和感がない。
日本酒との相性もタコの酢の物のわずかな酢の味わいが逆に日本酒の甘味を一層引き立てているよう。
ただ、今回の酢の物はかなり酢の味わいを抑え目にしたことが結果的に相性の良さにつながった模様。
比較的色々な料理との相性は良さそうなイメージだが、特に煮物系との相性はかなり良さそうという印象を受けた。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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