尾瀬の雪どけ　桃色にごり　純米大吟醸

日本酒データ：

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毎度の東京駅の酒屋の巡回時にいつも気にしていた「尾瀬の雪どけ」シリーズの中の桃色にごりが販売開始しているのを発見。
毎年この時期になるとついつい買ってしまう日本酒のひとつ。
「抜栓時には噴き出すこともあるので要注意」という張り紙がしてあったので警戒して抜栓したが、スパークリングワインの時のような圧力は全く感じず。
色は名前の通り可愛らしいピンク。
粘度はそれなりにしっかりとあり、グラスの縁に脚が出る。
香りはいちごを思わせるような甘いニュアンスで日本酒感はゼロ。
麹のにごりさえなければ甘口ロゼスパークリングと言われても全く違和感ない。
口に含むと日本酒感は若干感じるものの、香りの印象と同様にいちごのような甘酸っぱくチャーミングな風味がとても強く感じられる。
合わせて口の中をわずかに刺激するような微発泡感もあり、そのおかげでアタックで感じた甘味をバランスよく、そしてしつこさを感じさせないようにまとめている。
余韻は比較的キレがよく、アタックで感じられた甘酸っぱさのイメージを頭の中に残していく。
お米と酵母だけで甘口ロゼスパークリングを思わせるような日本酒感ゼロのいちごの甘酸っぱさを表現する味わいは印象的。
ただ、今回は購入してから3ヶ月後に飲んだということもあり、思っていたほどの爽やかな発泡感がなかった。
品質保持期限は製造から6ヶ月ということではあるが、出来立てのものをすぐに楽しみたい一本。
＜アルコール度数10%＞

この日は食事は済ませていたので、無難にナッツと合わせることにした。
ナッツとの相性はもちろん悪くないのだが、正直食事と合わせて楽しむようなイメージがあまりわかないお酒。
むしろ食前酒や食後のデザートワインのような形でお酒そのものを味わった方が個性を楽しめるようなイメージ。
飲み口が甘くアルコール度数も低めなので、お酒だけで普通に楽しむのもありかもしれない。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞