購入場所 | (こちらから購入可能) |
購入日 | 2022年05月06日 |
購入金額(税込み) | 1496円 |
テイスティング日 | 2022年05月11日 |
日本酒データ:
地域 | 長野県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | 美山錦 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
長野県を訪れた際に利用した蕎麦屋でこちらのお酒を出しており、ちょうどその蕎麦屋の近くに酒造があることがわかったので立ち寄ってみたが残念ながら店舗が休み。
諦めきれずに他の酒屋でこちらの蔵元のお酒をいくつか探したのだが、その中でも「ほぼ瓶そのまま」のこちらが目に入ったので試してみることにした。
調べてみると精米歩合が91%と、ほとんど削っていないお米そのものの味わいで勝負する日本酒のよう。
精米歩合がかなり抑えられていることもあり、色は黄色がかった輝きのある緑色。
色だけみると白ワインと間違えてしまいそうなほど。
粘度はそれなりにあり、ゆっくりとグラスの縁をだどって落ちていく。
香りはかなり癖のあるタイプ。
米そのものの香り、シャープな酸、しっかりとしたアルコール感をそれぞれダイレクトに感じられる香りはどことなく日本酒の古酒から感じられるニュアンスを彷彿とさせる。
口に含むと思いのほか丸みのあるまろやかな舌触りの一方で米そのものをダイレクトに感じられる雄々しいアタックが一気に広がる。
中盤もそのイメージは変わらないが、わずかに甘味と酸味が加わることで味わいに丸みを感じられる。
そして余韻はシャープでわずかに米の甘味と風味を残していく。
香りはやや特殊で好みが分かれるが、精米歩合を抑えた純米酒は米の味わいをダイレクトに感じられ雄々しくも親しみやすく仕上げられている。
<アルコール度数16%>
この日は自家製シシャモの南蛮漬けとほうれん草とホタテのニンニク炒めと合わせてみた。
シシャモの南蛮漬けは酢の風味を少し弱めにして全体的にまろやかな味わいにし、シシャモの味を引き立てるようにアレンジ。
酢と醤油、それにシシャモのしっかりとした風味は酒のつまみにぴったりで、ストレートで芯のある日本酒の味わいともしっかりとマッチする。
ほうれん草とホタテのニンニク炒めはガッツリと効いたニンニクの味わいとホタテの旨味が主張する。
この味わいにも負けずに日本酒の風味はしっかりと感じられ、料理とのマッチングも懐の深さを感じられる。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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