はし田屋 中目黒店


名前:はし田屋 中目黒店

場所:〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-15-8
地図はこちらからどうぞ

交通手段:中目黒駅 徒歩5分 

営業時間:18:00~3:00 無休(年末年始・お盆を除く)

また行きたい度:=☆☆☆☆=美味しい鶏料理を趣ある雰囲気でリーズナブルに食べられる店

外部リンクはし田屋 中目黒店の公式ページへのリンク

備忘録
珍しく金曜の夕方に銀座に用事があったので、せっかくならどこか美味しいお店がないかと探していたら、偶然同じ日に中目黒で鳥料理を食べる友人がいたので、そこに合流。

場所は、中目黒駅から目黒川沿いに3分ほど歩いたとこにある「はし田屋 中目黒店」。
2013年9月上旬の金曜の夜に行ったが、気温も夜になると涼しく、風情のある目黒川沿いをフラフラしながら向かった。
お店自体も非常に趣があり、昭和50年代のドラマに出てくるような木造の立派な一軒家、というような雰囲気。

今回は2週間ほど前に事前に予約をしておいたので問題無かったが、予約時に「金曜は混雑するので2時間制でお願いします」と言われた程。
実際、我々が入店した18時半はまだ3割程度の客入りだったが、19時から19時半になると、ほぼ満席になっていた。
金曜の19時以降に行く場合は、予約をしたほうが確実。

店内は2階建てになっていて、1階は小上がりとカウンター席、2階は掘りごたつとテーブル席と小上がりがある。
今回は2階の掘りごたつ席の一番奥に通された。
掘りごたつ席は窓側に面していて、この時期はもみじの葉が窓の外に見える。
メニューは友人にお任せしたが、4名で「漬物盛り合わせ(700円)」、「水なす(380円)」、「アピオス(480円)」、「ちぎりキャベツ(450円)」、「甘辛手羽先8ピース(650円)」、「比内地鶏のたたき(980円)」、「玉子焼きお父さん味(650円)」、「白丸博多風水炊き(2350円)」、「ちゃんぽん麺(380円)」の計9品を注文した。
女性が2名いたので、量的にはこれくらいが丁度良いかもしれない。

まず最初にビールと合わせて注文したのが「漬物盛り合わせ(700円)」と「水なす(380円)」。
漬物は結構しっかりと漬かっているタイプのもので、濃い味好きにはたまらないかもしれない。
きゅうり、カブ、たくあん、ごぼう、みょうがと、ボリューム感もあり4人で摘まむには丁度良い。
一方の水なすは、新鮮なものを切って盛りつけたシンプルなもの。
そのナスに、五島列島産もしくはオーストラリア産の塩を軽く振って食べる。
味わいはなすというよりも、果物に近い感じでとても甘みがあり美味しい。

次に「アピオス(480円)」と「ちぎりキャベツ(450円)」が運ばれてきた。
アピオスはマメ科の植物で、見た目はピーナッツのお化けのような感じ。
そのアピオスを縦に切って軽くソテーしてバターと胡椒でいただいた。
味わいはどちらかと言うと濃厚なさつまいもだが、それよりもクリーム感がありほんのり甘みもある。
バターと胡椒との相性もとても良い。
ちぎりキャベツは、添えられている味噌が絶品。
少し強めに麹の味わいが効いていて、味噌だけで食べると強すぎる感じだが、キャベツと食べると程よいバランスになる。

続いて「甘辛手羽先8ピース(650円)」と「比内地鶏のたたき(980円)」。
そろそろ肉だね、ということで注文したが、甘辛手羽先は個人的にはそこまで感動しなかった。
鳥の味わい自体は非常にジューシーで濃厚で美味しいのだが、甘辛のタレがその旨味を消してしまっていた。
どうせなら、タレ無しの塩コショウで出せばいいのに、と思ってしまった。
が、一方の比内地鶏のたたきは絶品。
鳥のたたきと言うと、少し中まで火が通って、真ん中の部分だけが赤いと言うようなイメージだったが、さにあらず。
皮の部分だけをこんがりと焼いて、あとはほぼ火が通っていない状態であった。
食べると、皮の部分の香ばしさと、肉の甘みや旨みが一気に口の中に広がる。
また、その味わいが濃厚で、思わず笑顔がごぼれる。

最後に「玉子焼きお父さん味(650円)」を頼み、いよいよメインの「白丸博多風水炊き(2350円)」。
そして、締めの「ちゃんぽん麺(380円)」もスタンバイしてもらう。
卵焼きは塩味のお父さん味と、甘口のお母さん味の2種類があったが、今回は塩味を注文。
出来たてのアツアツのものを提供してくれ、運ばれてきた時にはまだ湯気が出ているほど。
箸で持っても崩れない固さだが、食べるとホロホロっと溶けていく。
塩味となっていたが、そこまで濃い味ではなく、玉子の優しい味わいをしっかりと残してあった。
気付けば、全員が醤油を付けないで食べていたほど、その玉子の味わいが心地よかった。

メインの白丸博多風水炊きは、テーブルのコンロで温めるが、既にしっかりと煮込んで旨みを出しているので、提供されてすぐに食べられる。
驚いたのが鶏の味の濃さ。
煮込んである程度旨みが出ていて、鶏肉自体は少しスカスカの味になっているのかとおもいきや、たたき同様に鶏エキスが凝縮されていた。
スープも同様で、鶏から煮出した旨みやコラーゲン、あとはだし汁自体に入っていると思われる魚介系の味わいがマッチして、
脂ギトギトではないのに濃厚な味わいであった。
これでほぼ満足していたが、締めのちゃんぽんを食べて腹8.5分目位でお開き。

お酒は焼酎を中心にそこそこ取り揃えており、この雰囲気と味わいならば、コストパフォーマンスも決して悪くないが、できれば大人数で行って色々な種類の料理を楽しみたい。


店舗外観。
非常に趣のある造りになっており、周囲の民家に同化していた。


今回は2階席の一番奥側の掘りごたつに案内された。
窓の外にはもみじの葉が見え、ここが中目黒であることを忘れさせてくれる。


この日のオススメのメニュー。
日本各地の地野菜が載っていた。


漬物盛り合わせ。
意外とボリューム感がある。


水なす。
フルーティーで、とてもナスとは思えない味わい。


アピオス。
初めて聞く名前の野菜だったが、味わいは◯。


ちぎりキャベツ。
和風居酒屋定番のメニューだが、盛られている味噌が味わい深い。


手羽先。
味わいはいいが、甘辛のタレが個人的にはちょっと…。


比内地鶏のたたき。
文句なしの絶品。


玉子焼きお父さん味。
優しい塩の風味とフカフカの食感がたまらない。


白丸博多風水炊き。
最初はとてもシンプルに鶏肉だけが鍋に入っているが、自家製のつくねを切りながら入れてくれる。


最後にちゃんぽん麺とキャベツをいれて締めで頂く。

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