Cuvee AssemblageRouge 2009(ドメーヌ シルレ)


購入場所:成城石井
購入金額:1390円

コメント
会社帰りに成城石井を物色していると、カラフルで目立つエチケットのワインを発見。
エチケットには数字がいくつか表記されていたが、ヴィンテージでもないしなんだろうと思ってよく見ると、このワインのセパージュのよう。
メルロー 16%、カベルネ フラン 15%、カベルネ ソーヴィニヨン 18%、メルローVV 35%、タナ 13%、エッジオドーラ 3%と、色々なものが混ぜられており、興味本位で試してみた。

色は濃い目の赤紫をベースに、若干の朱色が混じる。
輝きと言うよりも、落ち着いた感じのある色。

香りは果実感・酸味・スパイス感などの要素が複雑に絡みあっているイメージ。
若干の青臭さは感じるが、甘いベリー系の香りがアクセントを与えている。
若々しく、フレッシュな果実感からは、爽やかでフルーティーな印象を感じる。

飲んで一口目の印象は「薄い」。
但し、薄い中にも果実感と柑橘系の甘味はしっかりと感じる。
その甘味は、アタックはそこそこあるが、余韻は比較的あっさりと消えていく。
香りからは果実感溢れる豊かな風味を予想していたが、カベルネフランとカベルネソーヴィニヨンが30%程度ブレンドされているためか、丸くふくよかでジューシーな果実感がそこそこに抑えられている。

逆に、酸味は中盤から終盤にかけて、特に終盤に強めに感じる。
ただ、強いと言っても強烈なものではなく、中盤については果実感6に対して酸味と渋みがそれぞれ2ずつ、と言う感じ。
系統としてはレモン系の酸っぱい柑橘的な酸味で、アタックは強い。
余韻に残る酸味は、タナ由来なのか、暫くの間主張し続ける。

渋みは抜栓直後と言うこともあり、若干トゲの残るものを終盤にかけて感じる。
終盤に酸味を強く感じるので、それと渋みがお互いに増長し合っている感じがする。
カベルネ系が30%にタナが10%強入っているせいか、バランスとしては「濃い渋さ」ではなく「アタックのある渋さ」と言った感じの仕上がり。

トータルとして見ると、前半の控えめの果実感や甘味からスタートして、後半のアタックのある渋さで締める感じは、万人受けはしない。
ただ、5種類+1のブドウをアッサンブラージュする事でそれぞれの特性を生かしたものに仕上がっている事は間違いない。

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