Beringer Napa valliy Merot 2006(ベリンジャー)


購入場所:Washington Wine & Liquor
購入金額:$14.99(約1300円)

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ワシントンD.C.に観光に行った際、街中を歩き回って見つけたWashington Wine & Liquor.で購入したもの。
滞在時に飲む用として2本購入したもののうちの1本がこのワイン。

色はブラックベリーのような濃厚で深みのある色。
わずかな朱色を感じるが、黒に近い色をしており、一見、メルローとは思えない。

グラスに注ぐと、果実感たっぷりのふくよかな香りがあたり一面に香る。
若干酸味を伴う香りは華やかさや広がりは同時に購入したナパセラーズに比べると弱い気はする。
プラムやプルーンの甘みのあるメルローらしい果実感に加えて、僅かにシナモンやバニラのようなニュアンスもある。

ただ、口に含むと果実感はそこまでアタックも強くなく、正直香りに負けているような気がする。
プルーンのニュアンスがそれなりに出てはいるが、(抜栓直後は)酸味や渋みの要素が強く、負けている感じがする。
余韻に干したレーズンのニュアンスを感じるので、そこで僅かに丸く優しい果実感をカバーしてはいるのだが…。

酸味は抜栓直後は落ち着きもなく少し攻撃的だが、抜栓2時間経過して、非常に落ち着いてきた。
中盤からはまろやかながら、全体をまとめる優しいながらもボリュームのある酸味を感じる。
余韻には僅かにスパイスのニュアンスも感じる。
抜栓後しばらく時間を置く事により、バランス的には非常に良くなる。

渋みはメルロー主体のため、落ち着いてくると弱く優しい印象を受ける。
弱いと言っても、カベルネのようなダイレクトに感じる渋みではなくボディーとして感じるしっかりとした渋みなので、物足りなさはそこまで無い。
縁の下の力持ち的にうまく全体をまとめて、しっかりとしたボディーをだしている。

抜栓直後はトゲトゲしさやとっつきにくさを感じたが時間が経つにつれて、だんだんと落ち着きのあるまとまった感じに仕上がってきた。
ある意味、アメリカらしくなく無難にまとまった感じがあり、どの料理にあわせても相性は悪くない印象がある。
日本での市価は4000円程度だが、アメリカのパワフルさや濃さを求めると若干期待ハズレ。
どちらかというと、フランス的な繊細な感じのワイン。

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