栄光富士 無濾過生原酒 アルケミスト2021 純米大吟醸



購入場所 こちらから購入可能
購入日 2021年11月16日
購入金額(税込み) 2200円
テイスティング日 2022年01月07日

日本酒データ:

地域 山形県
タイプ 純米大吟醸
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
以前に近所の酒屋に立ち寄った際、こちらの酒蔵が作る珍しいラベルの純米大吟醸を見つけたので買ってみることにした。
後で調べてみると実は限定品とのこと。
色はクリアで艶やか、わずかにトロみを感じられる。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁に脚が出る。
香りは非常に豊かで、グラスに注ぐとグラスの外にまでその香りが広がる。
凝縮感のある豊かな米の旨味とジューシー果実を思わせる甘味からはとても濃厚な味わいを容易に想像することができ、日本酒感やアルコール感は非常に少ない。
口に含むと香りから受けた印象の通り、豊かな甘味をしっかりと感じられるパンチのある味わいが一気に口の中に広がる。
その味わいは米の旨味に加えて、よく熟した柑橘系のような甘味と爽やかな酸のニュアンスも感じられるようなもの。
中盤になると爽やかな酸のニュアンスは抜け、どっしりとした豊かな味わいが心地よく感じられる。
余韻でも甘味と旨味はしっかりと感じられ、比較的長い時間、口の中にその味わいが残る。
アタックから余韻まで、甘味と旨味のキーワードをとても強く感じる味わいはボリューム感があり、ややパワフル感があるものの、日本酒感やアルコール感が控えめなこともあり濃旨系の味わいをギリギリのバランスでキープしている絶妙な仕上がり。
<アルコール度数16.3%>


この日は牛肉とごぼうの煮物と鶏肉とセロリの炒めものであったので、以前甘系和食とこちらの造り手の日本酒を合わせて相性がよかったこともあり、このお酒と改めて合わせてみた。
牛肉とごぼうの煮物はシンプルに牛肉とごぼうを煮ただけだが、味付けにそばつゆを使ったこともあり、味わいが少し甘めに仕上げられている。
その甘めの味わいとの相性は全く問題なし。
牛肉の旨味との相乗効果でお酒も食事も進んでしまう。
一方の鶏肉とセロリの炒めものは鶏ガラスープの素をベースに油で炒めたかなりシンプルな味わい。
鶏肉の旨味はしっかりと感じられるものの、セロリはその苦味がなくなりシャキシャキとした食感のみ感じられる。
こちらの料理にも全く違和感なくマッチし、日本酒の旨味はしっかりと楽しめる。
肉系料理とは幅広くマッチするが、魚料理と合わせるイメージがないので次回は刺身系にチャレンジしてみたい。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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