名前：ベトナム料理専門店 サイゴン キムタン 川崎本店
場所：〒210-0005 神奈川県川崎市川崎区東田町4-7 フロムKビル1F
地図はこちらからどうぞ
交通手段：京浜急行線 川崎駅 徒歩7分
営業時間：11:30～14:00、17:00～23:00（月～金）、12:00～15:00、17:00～23:00（土・日・祝） 不定休
また行きたい度：＝☆☆☆☆＝本場ベトナム料理を多くの在日ベトナム人と共に頂く店内はまるで現地に旅行に来ているかのような気分になれる
外部リンク：ベトナム料理専門店 サイゴン キムタン 川崎本店の食べログページへのリンク
備忘録：
（2022/01/18記載）
2021年12月下旬の平日の昼間に所要で川崎に行った際の夕食として訪問。
この日は予め川崎界隈で夕食を食べられるところを探したのだが、比較的居酒屋・ラーメン系で評判が良さそうなお店が見つかる中で、こちらのベトナム料理店が入っていたのでよくよく見てみると、どうやら2000年からこちらでお店を構えているよう。
また、バインミーの評判も良いようなのと、最近は年末なのでお酒を飲む機会が多く、ベトナム料理であればそこまでお酒もすすまないだろうという見立てで行ってみることにした。
＜お店の場所はどこ？＞
場所は京急川崎駅から徒歩7分くらいの路地にある。
京急川崎駅からだと川崎モアーズ側に出た先の細い路地の「たちばな通り」を進んでいくと右手に見えてくる。
付近は飲食店が多いのとこちらのお店は入口が小さくそこまで目立たないので地図を見ながら行ったほうが無難。
こちらが店舗外観。
元々あったビルにちょっとなじまない雰囲気で作られている入口がなかなか味がある。
外に看板も出ているのだが、知らないとちょっと入りにくい雰囲気ではある。
扉を開けると、そこはもうベトナムの雰囲気に。
お店の造りが少し面白く、扉を開けると左手が厨房になっており、客席は奥の階段を上下に行った先にある。
＜混雑状況・店内の様子は？＞
この日は平日ではあるが年末の休日に近い日の夜であったので混雑覚悟で行ってみるとご主人から「予約は？」と聞かれてちょっとドキッと。
してない旨を伝えると店内を確認後、「下の席ね」ということで階段を下りて下の席に案内された。
下の階は4名掛けのテーブル席と、半個室タイプのテーブル席があった。
その後、上の席が空いたので移ってほしいということで移動したが、上の席は下の席よりも少し明るくオープンな感じでまさに「食堂」というような雰囲気。
上下の席合わせてトータルで60席程度のキャパがありそう。
その後も客の出入りはあるものの、8割程度はベトナム人という、現地の人に愛されているがよくわかるお店であった。
こちらが店内の様子。
こちらは下の席で、照明も落とされ気味で少し落ち着いた雰囲気になっている。
席を選ぶことはできなさそうだが、ゆっくり食事をするならこちらの席で食べたい。
なお上の席はもう少し明るくカジュアルな感じなので大人数でワイワイと食事をするのであればこちらの方が良いかも知れない。
＜オススメのメニューは？＞
あまり事前に下調べせずでの来店だったので気になるメニューを色々とオーダーしてみた。
とは言え、やはりこちらのお店の看板メニューである「バインミー（780円）」や「牛肉フォー（1050円）」は外せない。
それに加え「フィッシュフライ（1500円）」とデザートに「ココナッツミルクアイス（600円）」をオーダーした。
いずれの料理もベトナム料理らしくナンプラーなどの調味料やパクチーなどの香草をしっかりと使いとても満足な味わい。
また、ボリュームもしっかりあるので、一人であればフォー一品でもそれなりに満足できる。
メニューは豊富で、有名どころのフォーからサラダ、春巻き等色々な料理が準備されている。
こちらはサラダや春巻きのメニュー。
こちらは炒め物系のメニュー。
そしてこちらはフォーやお粥系のメニュー。
フォーはスープベースのものしかないのかと思っていたが、実は焼きそば的な「フォー五目炒め」なるメニューもあった。
そしてこちらがドリンクメニューの一部。
ベトナム産のビールは当然のこと、ベトナム産のワインや焼酎もある。
待つこと15分程度で一品目が提供された。
一品目の提供まで若干待たされた感はあるが、これもこれでお店の味ということでご愛敬。
こちらが「バインミー」。
ミニフランスパンを一本使い、それを半分に開いた状態の上に特製のパテを塗り、ローストポークやチキン、ニンジンやキュウリのピクルス、パクチーなどを乗せた状態で提供された。
パンの両サイドで具材が違うので、「食べるときはサンドイッチ状にして食べるように」と言われてその通りにして頂いたが噂通り美味。
それぞれの食材単品でも十分にクオリティーは高いのだが、それらをパテがたっぷり塗られてカリっと焼いたフランスパンで挟んで食べるともはやベトナム感は皆無。
とてもオシャレなサンドイッチというような感じで、これ一本頂ければランチはお腹一杯という感じのボリューム感も嬉しい。
続いて提供されたのが「カーチインソースチュアゴッ」。
揚げた白身魚のぶつ切りをピーマンやパプリカ、玉ねぎと共に和えた料理。
何となく中華系のようなイメージもあるのだが、一番異なるのが味付けに使っているソース。
かなりしっかりとした辛さを感じられるチリソースと共に和えられており、川魚臭さを若干感じる味わいが何となくベトナムで食べた魚料理を思い出させる。
そしてこちらが「生春巻き」。
たっぷりのビーフンと共に香草やエビを巻き込んだスタンダードなタイプのもの。
ただ、つけダレがかなり特徴的で、イメージとしては大根味噌に使うような味噌ベースのタレが付いてきた。
このタレにはしっかりと味が付いており、あっさり目の生春巻きの味わいにしっかりとインパクトを与えている。
なお、こちらのお店は生春巻きにかなりこだわりがあるらしく、メニューに「90%以上のベトナム料理店が知らない極秘事項 =生春巻き編=」と題されたコラムがあるので読んでみると面白いかも知れない。
そして最後の提供されたのが「フォー ボー」。
こちらは牛肉フォーということで、牛肉とともに千切りにされた長ネギやなどがのったシンプルなフォー。
ただ、味わいは絶品。
スタッフの方からソースを二つ渡され、「こっちの甘い方はたくさん、この辛い方はちょっとだけかけて」と言われたのだが、そのままでもしっかりとしたコクとベトナムらしい香辛料がたっぷりと効いた旨味のある味わいを楽しめる。
最後の方で言われた通りに味変をしたが、これはこれでちょっと辛さが加わりまた違った美味しさを楽しめる。
具材の牛肉も柔らかく肉の旨味をしっかりと感じられ、フォーも2人でシェアしても十分に満足できるボリューム感たっぷりの料理であった。
そして最後にデザートの「ココナッツミルクアイス」。
2段重ねになっていてなかなかのボリューム感。
アイスクリームというよりもジェラートに近い感じで見た目は柔らかそうなのだが実際にスプーンですくってみると結構粘り気がある。
ココナッツの味わいが濃厚に練りこまれており、クラッシュピーナッツがいいアクセントになっている。
＜まとめ＞
少し分かりにくい立地にあり、料理の提供速度もなかなかマイペースのお店ではあるが、おおよそ全ての料理の味わいはとても美味しく、今回は2名で計4品＋ドリンク2杯のオーダーで5500円弱とコスパもなかなかのもの。
また、店の入口を入ると現地のベトナム料理店に入ったようなイメージに包まれ、お店を切り盛りしているご夫婦もベトナム人、そして常連客の多くがベトナム人ということで、我々が来店した際には日本人がアウェーのような状況の店内で、それがベトナム人がベトナム人のために作る本当のベトナム料理であることを物語っているというのを舌だけでなくビジュアルでも体感出来たお店であった。
次回は他の種類のフォーとバインミーを楽しんでみたい。
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ベトナム料理専門店 サイゴン キムタン 川崎本店 （ベトナム料理 / 京急川崎駅、川崎駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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