紀土 雄町 特別純米



購入場所 キッショーセレクト(こちらから購入可能
購入日 2022年01月05日
購入金額(税込み) 1430円
テイスティング日 2022年01月05日

日本酒データ:

地域 和歌山県
タイプ 特別純米
使用米種 雄町
好み度(MAX五つ星) ★★★★☆

コメント:
毎度の酒屋の定期巡回で見つけた一本。
紀土はよく飲む造り手なのだが、紀土ではあまり見かけない「雄町」を使ったお酒が陳列されていたので試してみることにした。
色はクリアで輝きがありとても艶やかな印象。
粘度はかなり高く、グラスの縁にしっかりとした脚が時間をかけて出てくる。
香りは豊かでしっかりとしたボリューム感のある旨味とジューシーな果実のような甘味を感じられる。
口に含むとボリューム感のある豊かな米の旨味と甘味が力強く感じられる。
ただ、過度な日本酒感やアルコール感はなくとてもスムーズに味わいが広がる。
中盤からはこれらの味わいに加えて柔らかな酸のニュアンスも加わり、旨味・甘味・酸味のバランスがよく重すぎない味わいが心地良い。
余韻も柔らかく、米の甘味と旨味がふわっと優しく消えていく。
雄町のボリューム感や力強さ、加えて米の旨味と甘味もしっかりと感じられる味わいではあるが、ガッツリ系ではなくすんなりスイスイと味わえてしまう濃旨系の味わい。
<アルコール度数15%>


この日は漬け丼や砂肝の串焼きなどのガッツリ和食系メニューと合わせてみた。
漬け丼はシンプルにマグロを醤油ベースの少し甘めのタレに半日程度漬け込んだもの。
漬け込むことにより魚の生臭さが消され、やや甘口で仕上げているタレの味わいとの相性もよく全く違和感なくマッチする。
砂肝の串焼きはごま油とレモン汁で味付けをしたもの。
砂肝そのものはそこまで特徴のある味わいではないが、ごま油の油感やレモンの酸味ともなんなくマッチする。
比較的しっかりとした味わいの日本酒なので、日本酒だけでも十分楽しめるが、料理との相性もなかなかのもの。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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