雁木 another 2021 純米吟醸



購入場所 京急百貨店(こちらから購入可能
購入日 2021年09月20日
購入金額(税込み) 1870円
テイスティング日 2021年09月22日

日本酒データ:

地域 山口県
タイプ 純米吟醸
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:

この日は珍しく京急百貨店に行ったのでお酒コーナーを探して色々みていると、蔵元の実演販売として雁木を作る「八百新酒造株式会社」が出ていたので色々聞いてみると、ひやおろしとともにこちらのお酒を薦められた。
こちらは通常の雁木のラインナップとは異なり、テーマを決めて実験的に作っているお酒のよう。
色はクリア、少しとろみがありそうな印象。
粘度はかなり高く、グラスの縁を非常にゆっくり落ちながらゆったりとたくさんの脚を出す。
香りは比較的強めながら華やかで上品な印象。
米感をほどよく感じさせる旨味と甘味、そこにわずかながらに酸味が加わり日本酒感はほどほどに抑えられている。
味わいは口当たりこそ柔らかくしっとりしているが、飲んだ瞬間に芯のあるしっかりとした味わいであることにすぐ気づくほど濃厚さを感じられる。
アタックはそこまで強くなく、次第にじわじわと口の中に濃厚な米の旨味が広がっていくタイプ。
中盤からはその旨味に加えて程よくジューシーな甘味、そして爽やかな酸味も感じられバランスがとても良い。
余韻には比較的強めに酸味が残ることもあり、それまでのパワフルな味わいがほどよく中和され、不思議とまたすぐに味わいたくなる。
濃厚な味わいながら旨味・甘味・酸味のバランスがよく、ほどよく日本酒感を抑えた親しみやすい味わい。
お値段は少々高めではあるが、濃厚さや骨太さを感じさせつつも柔らかい口当たりの味わいは癖になる味わい。


この日は料理が洋食系なので最後まで白ワインと合わせるかを迷ったが、どうしても日本酒が飲みたかったので手元にある日本酒の中で一番洋食に合いそうなこちらをチョイス。
メカジキのソテーを塩コショウでさっとソテーしレモンバターで味付けした玉ねぎのみじん切りをトッピング。
合わせるべきお酒は100%疑いようなく白ワイン。
ただ実際に合わせてみると、元々の期待値がそこまで高くなかったこともあるのか、そこまで相性は悪くない。
メカジキの魚の風味との相性全く問題ないと思っていたのだが、玉ねぎのレモンバター炒めとの相性もなかなかのもの。
レモンの酸味と玉ねぎの甘味が日本酒の味わいにスッと寄り添い、お互いを全く邪魔せずにそれぞれの味わいを楽しむことができる。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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