雁木 無濾過原酒 ひやおろし 純米



購入場所 クイーンズ伊勢丹(こちらから購入可能
購入日 2021年09月03日
購入金額(税込み) 1430円
テイスティング日 2021年09月03日

日本酒データ:

地域 山口県
タイプ 純米
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★

コメント:

この日は定期巡回で横浜界隈の酒屋を回っていると、こちらの酒蔵作る秋限定のひやおろしを発見。
定番品含めてなかなか飲む機会がないのでチャレンジしてみることにした。
色はクリアでとても輝きを感じられる。
粘度はほどほど。
グラスの縁に涙が出る程度で、そこまで粘度は高くなさそう。
そして香りはかなり控えめ。
香りがないのかと思うほど控えめだが、スワリングをしていくとシャープで鋭い酸が最初に感じられる。
その後、わずかながらにまだ熟し切っていないレモンのような柑橘系の果実感を感じるのみだが、時間の経過とともに少しずつ米の旨味を感じさせる日本酒感も顔を出し始める。
口に含むと香りの印象とは全く異なり、柔らかくもとろみのあるような舌触りのお酒はジューシーながら落ち着きのある米の甘味が力強く口の中に広がっていく。
その味わいは時間の経過とともにどんどん強さを増していき、シャープな酸味も感じながらそのまま小さくなり余韻へと向かう。
余韻には甘味が少し長めに残るので、若干しつこさも感じられなくはない。
香りはかなり控え目ながら、米の旨味と果実のような甘味を同時に感じられる比較的厚みのあるボリューム感のある味わいの特徴的な日本酒なので、人によっては飲み疲れるかもしれない。


この日はカツオの漬け丼と合わせてみることにした。
しっかりと脂の乗ったカツオに茗荷と大葉の組み合わせはなかなか輪郭のはっきりとした味わい。
ただ、日本酒自体もかなり輪郭がはっきりとしており濃厚な味わいということもあって、この味わいに全く負けていない。
また、甘味や旨味といった方向性も同じなので、お互いにケンカすることなくそれぞれを味わうことが出来るなかなかの相性。

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