鳩正宗 Ha Trans 大吟醸



購入場所 こちらから購入可能
購入日 2020年12月13日
購入金額(税込み) 1210円
テイスティング日 2020年12月14日

日本酒データ:

地域 青森県
タイプ 大吟醸
使用米種 華吹雪、華想い、山田錦
好み度(MAX五つ星) ★★★☆

コメント:

以前はよく足を運んでいた日本酒の専門店に久しぶりに足を運んだら新政や山本、鍋島などがドカっと入荷しており、その中に可愛らしくポップなラベルの日本酒があったのでチェック。
華吹雪、華想い、山田錦の3種類のお酒をブレンドしたもののようで、その中に大吟醸酒を含むため、規格的には大吟醸の分類になるよう。
最近は複数の酒をブレンドする日本酒をよく見るようになってきたのと、そのお酒がなかなか美味しいこともあって試してみることにした。
色はほのかにグリーンのニュアンスを感じさせる。
低い温度からでも粘度は高く、グラスの縁にしっかりと脚が出てくる。
香りの第一印象は「ピュアで透き通っている」というイメージ。
複数種類の酒がブレンドされているにも関わらず、統一された味わいという印象。
華やかさやジューシーさといったような大きく主張する香りは余り感じられないが、逆に落ち着いて控えめながらしっかりと磨かれた米のピュアな甘味や優しく柔らかい風味がバランスよくまとめられている。
味わいもピュア。
口に含んだ直後は一瞬水のような透き通った味わいを錯覚する。
その後に優しい甘味を感じはじめ、中盤からこそ少し日本酒感を伴い米の旨味が感じられ始めるが、それも程よい感じで消えていき、余韻もとても上品。
パンチと飲みごたえのある日本酒を期待するとちょっと違うが、これであれば飲み疲れることもなくお酒だけでも料理と合わせても構えることのなく楽しめそう。
また、大吟醸ながら1200円という金額もかなりお得感がある。


この日は和食の代表格たちと合わせてみた。
肉じゃがと愛知県の「ヤマサちくわ」のちくわ、更にははんぺんと明太子を使ったお焼きなど、かなりこてこてなメンバー。
ちくわは魚肉の味わいがかなりしっかりと効いており濃厚。
その味わいスッキリ飲みやすい味わいの日本酒を少し押しているような気もしなくはない。
はんぺんのお焼きは明太子とバターの味もそこそこ感じられるが、こちらは火を通していることもあってか日本酒との相性はそれなりに良い。
肉じゃがとも相性は悪くないのだが、日本酒自体が比較的スッキリとした飲みやすい味わいということもあってか、あまりがっつり系の料理とは合わせない方が良いという印象であった。

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