獺祭 等外23



購入場所 こちらから購入可能
購入日 -
購入金額(税込み) -
テイスティング日 2020年01月25日

日本酒データ:

地域 山口県
タイプ 純米
使用米種 山田錦
好み度(MAX五つ星) ☆☆☆☆

コメント:

こちらの日本酒は獺祭の中でも比較的珍しいもの。
純米大吟醸の磨き2割3分と同じ23%まで米を磨いているが、その米が等外米というだけのもの。
「純米大吟醸」を名乗ることはできないが、純米大吟醸と比較するとお値段はかなりリーズナブルになっている限定酒。
こちらも他の獺祭シリーズと同様に昔購入しずっとセラーに入れておいた獺祭シリーズのうちの一本。
色はほぼクリア、ごくごくわずかにグリーンのニュアンスを感じさせる程度。
粘度はあまり高くなく、グラスの縁を伝って落ちて行き、あまり脚は出ない。
香りは非常に豊で、グラスに注いだ瞬間から辺りに芳醇な香りが広がる。
とてもバランスがよく、旨味・甘味・酸味をそれぞれしっかりと感じられる。
口当たりもまろやか。
非常に優しい口当たりとともに、豊かな甘味が一気に広がる。
いわゆる獺祭らしい味わいなのかと思っていると、後からフレッシュで爽やかな酸味がその甘味を一気に洗い流す。
アタックがしっかりとあり味わいに厚みがあるものの、フレッシュな酸味が非常にキレよく余韻をコントロールする。
2000円台中盤のもの、かつ特定名称酒を名乗れないものながら、その豊かでふくよかな味わいはさすが獺祭と思わせる。


この日はトマトと鶏肉のポン酢サラダと豚バラ肉のミルフィーユ風角煮と合わせた。
サラダはさっぱりした味わいに隠し味で入れているごま油の風味が主張する、比較的しっかりとした味わいだが、お互いの味わいを邪魔せずに楽しむことが出来る。
角煮は醤油ベースで甘目に仕上げたもの、またバラ肉を巻き上げて作ったこともあり、いわゆる「迫力のある角煮」とは違い優しく柔らかい味わい。
豚の脂の味わいと醤油の甘味がしっかりと主張しているが、こちらにも違和感なく馴染む。
お酒だけで楽しむもよし、食事とあわせてもよしと、非常に守備範囲の広いお酒であった。

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