Nipozzano Riserva Chianti Rufina 2004(フレスコバルディ)


購入場所:エノテカ
購入金額:3000円

コメント
エノテカのお正月セールで購入。

色は、程よく熟成された影響もあってか、若干褐色かかったルビーに近い赤紫色。
濃厚で、未だ力強い色。

一方で、香りはとても豊潤でふくよかなフルーティーさを感じる。
若干熟成から感じるなめし革のニュアンスもある。
果実感は熟したプラムのような甘さを感じるが、抜栓後時間が経っていない影響でまだ開いていない為か、感じられる香りが全体的に弱い。

口に含むとトロっとしたとても優しく、まるで上質な杏のような甘味と柔らかさを感じる。
と同時に、とてもボリューム感があり、フルーティーかつジューシー。
インパクトがある割りには、非常に余韻がスッキリとしていて、いつまでも甘ったるさが残らずバランスがよい。

酸味は熟成された柔らかくて丸い口当たり。
果実感同様、インパクトも強さもあるが、一方で非常に柔らかくカドがなく落ち着いている。
果実感と同時に感じられるが、果実の甘味ととてもバランスよくお互いを引き立てている。

抜栓後まだ時間が経っていない事と程よく熟成しているのが影響してか、まだそこまで強い渋みは感じないが、若干のボリューム感は出ている。
比較的強めではあるが、カドもなく落ち着いて馴染んでいる。
もう少しボディーが欲しいところだが、抜栓2時間でかなり厚みが出てきた。
が、甘み・酸味とのバランスを考えると、もう少しどっしりしていても良いのでは?と感じた。

甘味・酸味それぞれがそれぞれに自己主張して一見すると非常に個性が強いと感じるが、実際にはその自己主張が心地良い。
少し残念なのは、時間が経過しても渋みが十分でなく少し弱めで他の要素に負けてしまっているところ。
サンジョベーゼという品種からすると、仕方無い事かもしれないが。

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