Cavalierion Sanlor 2008(カヴァリエリーノ)


購入場所:ヴェリタス
購入金額:1300円

コメント
ビオ製法のものがそこそこのお値段で買えるということでとりあえず試しに買ってみることにしたもの。

色は若干朱色が入る濃い赤紫。
輝きもあり、若々しさを感じる。

香りはスパイス感を伴う果実の香りを感じる。
濃厚なチェリーの香りは思ったよりも広がり感はないが力強さはしっかり感じる。
合わせて、熟したプラムの香りも感じ、全体的にはとても濃厚な仕上がり。
ほのかにバニラやチョコレートのニュアンスも感じる。

口に含んだ瞬間から、香りから想像するプラムやダークチェリーの濃い果実感と甘さを強く感じる。
酸味・渋みの要素もそれなりに強く、果実感の余韻は控えめ。
よく言えばキレが良い、悪く言えば後半が弱いという感じ。
インパクト勝負と言う意味では悪くない。

酸味は中盤から、特に終盤には強めに感じ、スパイス感も合わせて感じられる。
ピリっとした感じが比較的こってりとした甘味を抑える役割になっていて、バランスが保たれているが少し強すぎるかも知れない。

渋みは緩めだが、しっかりとしている。
酸味とスパイス感と相まっ力強い渋みになっているが、感じとしては2日程度経つと抜けてスカスカになってしまうような渋み。
抜栓直後は果実感の甘味の方が目立ってあまり存在感が無かったが、2時間経ってようやく飲み頃になってきた。

サンジョベーゼの割りにはスパイス感が強く、イタリアワインと言うよりは、フランスのローヌ地方のような印象を受けた。
果実感が強く、単体で飲むと若干疲れるような気もするが、肉料理と合わせても負けない位のパワフル感を感じる。

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