Piccini Villa Al Cortile Brunello Di Montalcino 2005(ピッチーニ)


購入場所:信濃屋 馬車道店
購入金額:3000円

コメント
ワイン福箱的なもので2本購入したうちの1本。
市販価格は3000円弱らしい。

色は少し薄めの赤。
ブルゴーニュピノとは違い朱色が強めだが、そのベーシックな色合いは似ている。
透明感があり艶やかな色で、ルビー色のニュアンスが強い。

抜栓後30分程度だが、最初にカシューナッツのようなニュアンスと、ローストやスモークのような香りを合わせて感じる。
その後に花の香りがエレガントな香水のように優しく広がる。
四方八方に散る香りではないが、上品に優しく楽しめる香り。

味わいはとても柔らかく口の中に広がる。
濃厚な果実感、と言うレベルではないが最初は少々酸味を伴う柑橘系、例えるならカシスのような爽やかな甘味を感じる。
その後に、干したレーズンのようなしっかりとした果実感を伴って優しい甘さを感じる。
余韻までしっかりと続くその甘さは心地良いく、嫌味のある余韻ではない。

酸味は口に含んだ瞬間からジワジワと感じる。
柑橘系の爽やかな味わいでしっかりと主張はするが、決して強いものではない。
渋みとも良く馴染んでいる。
決して特徴のあるものではなく、比較的当たり障りの無い仕上がりになっている。

一方の渋みは最初は殆ど感じなかったが、時間の経過と共に少しずつ力を増してきた。
とは言え、他の品種に比べると決して強いものではない。
感じとしては、軽いカベルネ的なもの。
余韻を楽しむ時に、口の中に若干ザラつき感が残るのが気になるところではある。

感じとしては、濃厚のブルゴーニュピノ。
イタリアのものでこのようなブルゴーニュ的な繊細なものが飲めることを初めて知った。
今回は3000円で買えたが、市販価格4000円前後というは若干高いような気もする。
が、やはりこれだけ丁寧に仕込まれているとそれなりの金額になってしまうのか。

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