福太郎 本店


名前:福太郎 本店

場所:〒542-0074 大阪府大阪市中央区千日前2-3-17

地図はこちらからどうぞ

交通手段:各線なんば駅 徒歩4分

営業時間:17:00~翌1:00(月~金)、12:00~0:00(土・日) 無休

また行きたい度:=☆☆☆☆=大阪のお好み焼き有名店、混雑覚悟で食べに行く価値ありの味

外部リンク福太郎の公式ページへのリンク

備忘録
2013年3月中旬に大阪に行った際に訪れたお店。
大阪と言えば串カツ、たこ焼きやお好み焼き等の粉もんが有名という印象があるが、今回はレストラン的な場所でおしゃれに食べる料理でなく、ちょっとディープな大阪的な場所で食べたい、と思って場所を検討した。

しかし、さすがに大阪名物だけあって恐ろしいほどの数のお店があり、その中からオススメの粉もんの店を探すのは至難の技。
という事で、少しズルをして、Twitterでオススメのお店を聞いてみた。
すると、心優しい大阪在住(?)のフォロワーの方から、「心斎橋からはちょっとあるけど、福太郎というお好み焼きやさんがオススメ」と返信を頂けた。

場所は近鉄日本橋駅もしくは難波駅から徒歩4分程度のところにある。
今回はなんば駅から歩いて行ったが、途中には、あの有名な「なんばグランド花月劇場」があり、観光気分を盛り上げてくれる。
そのアーケードを抜けると、そこは居酒屋等が立ち並ぶ飲み屋街。横浜で言うところの、野毛に近い雰囲気。

その中に、まだ18時前だというのに、既に店の外で人が待っているお店があり、そこが今回の目的地「福太郎」であった。
到着時間は土曜の17時45分、その時点で既に3組待ち。

なぜか店内にあるウェイティングリストに名前を書き、待つこと20分程。店の中から大きな声で名前を呼ばれる。
なお、あまり店の入り口から離れて待っていると、名前を呼ばれても聞こえないので注意が必要。

店内はお好み焼き屋さんなので予想通りではあるが、焼き物の匂いがプンプン。
たこ焼き・お好み焼き系は美味しいのだが、食べた後の匂いが非常に辛い。
ただ、今回は本店の入って左奥の席に通されたので、通用口の扉が開け放たれており、奥の席よりは風通しも良かったのが救いであった。

昼間に結構ガッツリとしたものを食べていたので、少し控えめに「すじねぎ焼き(980円)」と「豚玉焼き(780円)」、おつまみに「アボカド豆腐(380円)」を注文して様子を見ることにした。

アボカド豆腐は、一言で言ってしまえば豆腐の上にアボカドのスライスとわさびが乗っており、そこにそばつゆのようなカツオベースのタレがかけられているもの。
一見、なんの変哲もないが、豆腐の味わいが独特。
普通に売っている木綿・絹ごしの豆腐とは味わいが違い、美味しい・美味しくないという点ではなく、一度食べてみると良いかもしれない。

メインのすじねぎ焼きと豚玉焼きは注文してから15分程で提供された。
ネギ焼きやお好み焼きは、店主が一手に作っているので、混雑時は提供されるまでにそれなりに時間がかかるよう。
まずはすじねぎ焼きから頂いた。

「味付けがされているのでそのまま召し上がってください」と言われたのでそのまま試したが、まさに店員さんの仰る通り。
生地にもしっかりと味がついているのだが、印象的だったのはスジの味わい。
スジというと、柔らかく煮込んでも少し歯ごたえがあったり、変に味が濃かったり薄かったりという印象があったが、ここのスジは全く違う。
スジだけで食べると少し濃い味に感じるのかも知れないが、ネギ焼きに入れることにより丁度良いバランスになっている。
また、非常に柔らかく煮込まれており、生地との一体感が素晴らしい。
この店に来たらまた是非食べたいメニューとなった。

一方豚玉であるが、こちらも納得の味わい。
ソースも含め、全体的に少し甘めに仕上げられており、シャープな味わいが好きな人には物足りないかもしれないが、個人的には好きな味。
もちろん、少しピリっとした味わいも好きだが、なんといってもこの少し甘めの味付けと生地との相性が抜群によい。
生地がフワフワで少しとろみかかった食感であり、その食感と甘口ソースの相性が抜群。

両方ともボリューム感としてはそこまで無く、腹ペコではない状態、さらには生ビールを1杯飲んでいても2名で少し物足りなさを感じた。
という事で、他の人が注文していて美味しそうだった「オムそば(880円)」を追加注文することにした。

出てきたオムそばはボリューム感満点。
普通の焼きそばの1.5倍はあろうか思われるずんぐりむっくりしたオムライス状のものが出てきた。
中に入っている麺はストレートタイプの少し太めのもので、ちゃんぽん麺で使われているようなタイプのもの。
その中に、キャベツや玉ねぎや豚肉等がたっぷりと入っており、見た目通りのボリューム感。

味付けは比較的あっさりしており、ネギ焼きやお好み焼きを食べた後だと少し薄めに感じるが、トロトロたまごとマヨネーズと混ぜて食べると丁度良い。
食事が終わったのは20時過ぎであったが、その時も店の外にはまだ7,8人が待っている状態であった。

予約も出来るので待つのが苦手な人は事前予約も良いが、ウワサによると、予約をすると別館(本店とは違って少しモダンな雰囲気の店)に案内される確率が高いよう。
なので、少しレトロな雰囲気の本店で食べたい場合には、早めに行って最少の待ち時間で入店するのが一番賢いかもしれない。


店の外には大きな看板が3つあるので、初めてでもまず見逃さない


食事を終えて出てきた時の本店前の様子
かなりの人が待っている


お店おすすめのメニュー番付


本店は、風情あるカウンター席のみ


お好み焼きが出てくるまでのおつまみとして注文した「アボカド豆腐」
豆腐の不思議な味わいがなんとも言えない


「すじネギ焼き」と「豚玉焼き」が同時に提供された


「豚玉焼き」
ソースとマヨネーズをたっぷりとかけた、コテコテの大阪名物


「すじネギ焼き」
こちらは見た目はシンプルだが、柔らかく煮こまれた「すじ」が美味!


追加で注文した「オムそば」
これが見た目以上のボリューム感で、お腹一杯に

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