購入場所 | クイーンズ伊勢丹(こちらから購入可能) |
購入日 | 2020年07月21日 |
購入金額(税込み) | 1540円 |
テイスティング日 | 2020年05月21日 |
日本酒データ:
地域 | 神奈川県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | 美山錦 |
好み度(MAX五つ星) | ☆☆☆ |
コメント:
この日は夕食が鶏肉を使った和食と決まっていたので合わせるお酒に悩んでいた。
自宅にニュージーランドのソーヴィニヨンブランが何種類か在庫としてあったのでこちらに合わせても良いかな、と思いつつ、結局散歩がてら日本酒を買いに行くことにした。
日本酒コーナーを見てみるとあまり変わり映えしないメンバーが陳列していた。
が、その中でも地元神奈川のお酒で季節限定の槽場直詰の生原酒の日本酒があったので試してみることにした。
色はわずかに緑色のニュアンスを感じられるが、ほぼ透明に近い。
粘度は低めでグラスの縁をそのまま伝わって落ちていくようなイメージ。
香りだが、冷涼で控えめながら、熟したパパイヤやメロンのような香りに、わずかに発酵由来なのか酵母のような香りも感じられる。
香りからは酸味の要素はそこまで感じられず、比較的甘味重視のという印象を受けた。
口に含むと、わずかな発泡感とともに、甘味を含んだ厚みのあるボディーの味わいが一気に広がる。
その後、味わいは酸味へと一気に変化し、中盤からは舌先に刺激さえ感じるような鋭い味わいへと変化していく。
そしてその後のキレは非常にシャープ。
酸味と合わせてアルコールの刺激がのどの奥まで駆け抜ける。
香りは柔らかいが飲み口は非常にシャープな、夏の暑い時期にぴったりの一本であった。
この日は神奈川県の日本酒と神奈川県のソウルフードである「シウマイ」、加えてソテーした鶏肉の梅紫蘇和えと合わせた。
シウマイは皮をキャベツに変えてヘルシー仕上げにしたが、味わいはシウマイそのもの。
豚肉の旨味はそれなりに主張が強いが、逆に日本酒のシャープな味わいがそれを上書きしてしまうほど。
相性という視点では、正直そこまで良いとは感じられなかった。
一方で鶏肉のソテーは酸味の強い梅の味わいが日本酒のシャープな味わいとマッチする。
同じ方向性の味わいを合わせると良い意味で味わいが同調し、落ち着いてそれぞれの味わいを楽しめるような感じがあった。
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