ベリーアリカント 2018 (塩山洋酒醸造株式会社)



購入場所 いちやまマート(こちらから購入可能
購入日 2019年10月21日
購入金額(税込み) 1760円
テイスティング日 2019年10月21日

ワインデータ:

国名 日本
地域 山梨県
地区 N/A
ヴィンテージ 2018年
ブドウ品種 ベーリーアリカント100%

コメント:

山梨県を訪れた際に毎度の「山梨縛り」で購入した一本。
時期も時期で山中湖界隈はかなり温度が下がってきており、さすがにキンキンに冷やした白ワインを飲むような陽気ではなく、この日は雨もシトシト振っていたので久しぶりに赤をセレクト。
日本のワインはどうしても「マスカットベーリーA」を使ったものが多く、個人的にはあまり好きではないので探すのに手間取ったが、この独特なエチケットと初めて聞く「ベーリーアリカント」というブドウ品種に思わず惹かれて購入。
グラスに注ぐと色はどっしりとしたブドウジュースのようなイメージ。
かなり濃く、反対側は全く透けない。
脚もそれなりにしっかりと出て、粘度は思っていたよりも高い。
香りはジューシーで果実感がある甘味をしっかりと感じられるタイプ。
想像はしていたが、マスカットベーリーA系に近く、「ブドウ」の風味がしっかりと感じられるもの。
その奥に、わずかにシナモンや胡椒のようなスパイスのニュアンスを感じる。
味わいは香りや見た目とは異なり思っていたよりもかなりライト。
アタックはほんのりアルコールの風味を感じるジューシーで甘味のある天然ブドウジュースという感じ。
中盤からはしっかりとしたアルコールとタンニンを感じられ、ボディーはライトながらもマスカットベーリーAのような甘さたっぷりという雰囲気ではない。
ただ、抜栓後1時間程度経過すると少しずつタンニンのボリューム感も増してくるので、抜栓直後よりは少し時間を置いた方が旨味が増す。
程よい強さの酸味とタンニンが後味として感じられ、アタックと同様に柔らかく消えていく。
エチケットには「コーヒーやチョコレート、黒糖のような香りのニュアンス」と記載があったので期待したが、そこまでではなかったのが残念なところ。

インプレッション:

外観 清澄度 深みのある
色の濃淡 濃厚
粘度の高さ 脚が出来る
発泡度 無し
気泡大きさ 無し
色調 ブラックチェリー

香り 強さ 十分
果実感 ブラックベリー
乾燥果実 レーズン
香辛料 シナモン、胡椒
味わい アタック 心地よい
甘辛度 やや辛口
酸味 適度な
タンニン 適度
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点
味わい ★★★
コスパ ★★★
総評 ★★★


この日は赤ワインという事で折角なのでステーキと合わせてみた。
炭火焼きステーキ、とはいかないが脂身の甘味をしっかりと感じるサーロインステーキとの相性は悪くはない。
ただ、赤ワインではカベルネソーヴィニヨンやシラーなどを飲みなれていると、少々物足りなく感じてしまう事は確か。

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