| 購入場所 | はせがわ酒店グランスタ東京店(こちらから購入可能) |
| 購入日 | 2025年09月04日 |
| 購入金額(税込み) | 1980円 |
| テイスティング日 | 2025年09月07日 |
日本酒データ:
| 地域 | 奈良県 |
| タイプ | 純米 |
| 使用米種 | 雄町100% |
| 好み度(MAX五つ星) | ★★★★★ |
コメント:
最近はちょこちょこと巡回する機会が増え、この日もフラフラッと巡回。
すると珍しく黒龍が入荷していたので購入を考えつつももう少し見てみるとこちらのお酒を発見。
季節ものかつ残り1本だったので黒龍をパスしてこちらを購入してみた。
色はクリアで輝きのある色合い。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁にはゆっくりと時間をかけて脚が出る。
香りは雄町らしく、ジューシーさと力強さが同居するしっかりとした存在感を感じるもの。
しっかりと熟したバナナのような吟醸香と共にフレッシュなアルコール感と共にほんのりとガス感あり、穀類のニュアンスはほぼ感じられない。
アタックは非常にジューシーで濃厚。
口に含むと香りと同様にしっかりと熟したバナナのような甘くも濃厚な味わいが一気に広がる。
中盤からはほんのりとした酸も加わり、フレッシュ感と米の旨味を楽しめるが、アルコール度数が13度と合って程よくライトな飲み口が心地よい。
余韻の程よいキレがあり、
バナナを思わせる香りと味わいの力強くも心地よい季節限定のレアひやおろし。
<アルコール度数13%、精米歩合60%>

この日は年末にはマグロの量り売りがテレビで紹介されるほど有名な地元の鮮魚店で購入したマグロのカマをオーブンで仕上げてたものと、京都の漬物店「桝俉」で購入した「花みょうが」(ミョウガの漬物)をつまみに合わせてみた。
マグロのカマは大人のこぶし2個分程度のものが4つ入って500円という信じられない金額。
メインどころのカマは既に食べてしまったので、お酒と合わせるのはこちらの腹びれの部分のカマ。
しっかりと塩を塗り込んで臭みを取ってからオーブンで焼き上げるというシンプルな料理だが、シンプルだからこそマグロの旨味が活きる。
マグロの味わいと旨味と脂感が口の中に溢れるこの味わいを破格で楽しめるのはこちらの店ならでは。
ただ、あまりにも味わいが強く日本酒と合わせると日本酒が完全に負けてしまう。
そのマグロの強烈な味わいをうまく中和すべく合わせた花みょうがだが、こちらは酢漬けということでさっぱりとした酢の風味にミョウガの風味が柔らかくマッチしたもの。
こちら単体でも日本酒と合わせても相性はよく、むしろ日本酒の甘味がさらに強調されるような印象。
またカマと合わせて頂くことで、強烈なマグロ感と脂感をうまく中和してくれる。
日本酒そのものはバランスのよい飲みごたえと味わいなので、今回はお酒と料理との相性というよりはカマの強烈な個性が相性に影響を与えたという印象。
そういう意味で、あまりにも個性が強すぎる料理でなければ全般的に相性は良さそうという印象であった。
<マリアージュ指数:2いまいちの相性>






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