Dehesa Gago Anada 2010(テルモ ロドリゲス)


購入場所:タカムラ実店舗
購入金額:1580円

コメント
大阪に出張した際に時間を見つけてタカムラ実店舗でオススメしてもらったもの。
こちらの店は通販を良く利用しているが、年に1~2回程度、大阪に行った際には時間を見つけて必ず実店舗に足を運んでいる。

色は赤紫の中でも紫が強く、かなり濃いめ。
クリア、輝きというイメージではなく、どちらかというと粒子感がある感じ。
ホテルのグラスで飲んだので全体的に少し判断しにくかったが、若い割には比較的粘度も高く、濃さを感じさせる。

香りは果実のみずみずしさが中心だが、その影からレーズンや干しイチジクのような濃いめの香りも感じられる。
力強くストレートに迫ってくるタイプで、繊細さを追求するような香りではない。
若干ではあるが、花のニュアンスも感じられ、アフターにはわずかにスパイスの風味も感じられる。

口に含むと、非常にとっつきやすく優しい甘みが最初に感じられる。
一方で、果実感もは舌にどっしりと乗ってくるので、はっきりとした味わいも感じる。
ダイレクトにブドウを想像出来る味わいで、良くも悪くも果実感に特徴がないと言った感じか。
酸味は少し舌先を刺激する強めのもので、合わせて、若干のスパイス感も感じる。
果実感と比べると若干個性もあり、味わいに一捻り加えている。

また、渋みはかなりのボリューム感を感じられ、カベルネ的な非常にパワフルでしっかりとしたもの。
中盤以降に歯茎にジンジンくる渋みになっている。
渋みの種類としては嫌いではないが、特徴が少ない果実感との組み合わせで考えると、若干違和感を感じる。

スペインワインの中ではしっかりと仕上がっているが、いかんせん渋みが想像以上に強い。
スペインの飲みやすい安旨に慣れている人にとってはある意味衝撃的な味わいであるかも知れない。
そういう意味では飲み手を選ぶ一本ではある。

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