購入場所：マルイ海老名 食遊館
購入金額：2100円
コメント：
お酒コーナーをふらついていたら、たまたま試飲販売会を行っており、その時に飲ませていただいて美味しかったので購入を決定した1本。
家に帰ってグラスに注ぐと、試飲カップでも濃厚なのは分かっていたが、それ以上に向こう側が見えない位濃厚で、その色は若干赤紫がかった輝きのあるルビーレッド。
香りはとても濃く、濃厚なブドウそのものの香り。
合わせて、オークの樽香も感じられ、上品だが、非常に力強い香り。
テンプラリーニョでここまでの濃厚な香りを出せるとは、驚き。
この濃厚な黒い果実感と共に、僅かながらスパイス感も感じる。
一方で、口に含んで最初に感じる甘味はとてもまろやかでカシスのようなほろ苦くも爽やかな風味を伴う。
余韻も、キツ過ぎず物足りなさもなく、甘味と共に僅かに干したプルーンのような風味を感じる。
口当たりはまろやかだが、果実感自体はとても濃厚で、飲みやすいがしっかりとした味わい。
一方の酸味はそこまで強くなく、余韻にスパイス的な酸味を若干感じる程度。
中盤にも弱めに感じるが、その酸味は良い意味で甘味を洗い流してくれている。
渋みは果実感同様、ボディーをしっかりとしたものに仕上げるための要素になっており、かなりしっかりとした渋みではあるが、とても滑らかで、ザラザラ感はほぼ感じない。
酸味と合わさり、余韻に若干のスパイス感と強めにローストされた樽香を感じるが、強めの甘味と対照的なこの要素が最後を上手く、バランス良くまとめている。
スペインは果実感たっぷりで、旨みというよりもインパクトで勝負する国だと思っていた今までの概念をいい意味でひっくり返してくれた。
もちろん、スペインのよさである果実感たっぷりという要素は十分に感じつつも、樽香や、渋みと言った要素も合わせて感じさせ、ボルドーのどっしりとした骨格に、更にたっぷりの果実感をプラスしたような仕上がりになっている。
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