カタール航空ビジネスクラス 成田~ドーハ 807便 B773 (2016/10)



(2016/12/23追記)
2016年10月中旬の金曜日に利用した。
予約時には全く気にしていなかったが、金曜日ということも影響して、海外旅行のツアーがかなり多く催行されていた。
また、最近はリッチな層を狙ったツアーなのか、ビジネスクラスを利用するツアー客も多く、更には羽田発の便でオーバーブッキングをしたとの事で、結果的にはビジネスクラスは全席満席であった。


まずはお決まりのウエルカムシャンパンから。
いつも気になっていたのだが、ウェルカムドリンクを提供する際に併せて提供されるお手拭きのタオルについて。
温かいものと冷たいものを選べるのだが、外国人CAがそれを聞く時の発音が日本人にはどうも聞き取りにくいよう。
「ホット タオル」と言っているのだが、どうもそれが「ほったぁ」に聞こえてしまうみたいでかなりの人が何度も聞き直している光景に毎回遭遇する。

そうこうしているうちに離陸の時刻となり、今回はビジネスが全席満席ということも影響してか、離陸前に食事の注文を取りに来てもらえなかった。


離陸後に注文を聞かれ、今回は前菜にアラビアンメッツェ、メインにカレイの西京焼きを注文した。
本当は別のものを注文したかったのだが、品切れの為断念。

料理が提供されるまでの間ワインリストを眺めていたが、前回利用時に比べて若干の入れ替えがあったが、そこまで大きく変わっていなかった。


泡は定番の「ビルカール・サルモン」に加えてロゼシャンパンとして「ランソン」が積まれていた。
いずれも市販価格5000円程度とかなりのレベルのもの。


白は「シャブリ プルミエ・クリュ フルショーム」とニュージーランドの「イーランズエステート」のソーヴィニヨン・ブラン、ロワールのヴーヴレが搭載されていた。


特にヴーヴレの「Comte de la Boisserie」は全く見かけない銘柄であった。


赤は定番の「シャトー・スミス・オー・ラフィット」に加えて、オーストラリアのシラーズ「セント・ハレット」やスペインのメンシア種から作られている「ロサーダ」が積まれていた。
ニューワールドの2種類については、白やシャトー・スミス・オー・ラフィットと比較すると若干レベルが劣るような印象を受けた(市販価格で3000円弱程度)


デザートワインも抜かりなく入れ替わっていた。
「シャトー・ドワジィ・ヴェドリーヌ」のセカンドである「シャトー・プティ・ヴェドリーヌ」。
カタール航空のデザートワインは「カルム・ド・リューセック」しかり、かなり良いものを提供しているので余裕があれば是非頂きたい。


まずは白ワインを頂いた。
「シャブリ プルミエ・クリュ フルショーム」を頂いたが、フレッシュな風味と僅かな樽香が心地よい。
しかし、上空で飲むのが影響してか、シャルドネのような品種よりもソーヴィニヨン・ブランなどの少し味わいに強さのある品種の方が美味しく頂けるのは気のせいか。


前菜のアラビアンメッツェとともに「イーランズエステート」を合わせて。
ホモスを食べると、これから中東に向かう事をしみじみと実感出来る。


今回はメインディッシュが結果的に魚になったこともあり、「イーランズエステート」が合わせやすかった。
洋食というよりも、「和食を洋食っぽく盛り付けた」というイメージが強いかも知れない。


折角なので、食後にチーズを注文、毎度のごとく「シャトー・スミス・オー・ラフィット」を頂いたが、やはりこのワインはとても安定していて美味しい。


到着1時間半前に起こしてもらい、予め予約をしておいた和朝食を頂いた。
これでしばらく和食とはお別れ。

その後お茶を飲んでゆっくり過ごし、あっと言う間に快適な12時間が過ぎていった。
相変わらずのファーストクラス並のシートピッチはゆったりと寛ぐ事が出来るので非常に重宝するが、やはり隣席との距離が近い事が影響してか、自分が寝ているときに隣席でライトを利用されるとかなり気になる。
ぐっすり寝たい場合にはアイマスクを持参することをオススメする。(機内で提供されるジョルジオアルマーニのアメニティーグッズの中にも入ってはいるが)

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