エミレーツパレスホテル(Emirates Palace Hotel)=客室編=


名前エミレーツパレスホテル

場所: West Corniche Road Ras Al Akhdar Abu Dhabi
地図はこちらからどうぞ

交通手段:アブダビ国際空港 タクシーで約30分

また行きたい度:=☆☆☆☆=豪華さが半端ない! ホテルの敷地の中でゆっくり過ごしたい
外部リンクエミレーツパレスホテルの公式ページへのリンク

備忘録

(2017/03/10記載)
施設のインプレはこちらで掲載

2017年2月下旬にアブダビ旅行をした際に宿泊した。
空港からはタクシーを利用して向かったが、到着ロビーを出て左側に向かうとタクシー乗り場があるので、そこで整理係をしている担当者に行き先を告げるとタクシー乗り場に止まっているどのタクシーに乗るか指示をしてくれるので、指示通りのタクシーに乗って行き先を告げる。

今回はたまたまファミリー向けのメルセデスワンボックスのタクシーを案内された。
こちらは最大で5人まで乗れるタクシーで、初乗りが普通のセダンよりは高いが、乗車中に加算される料金はセダンのタクシーと同額。
空港からホテルまではおおよそ30分、90AED(約2700円)でエミレーツパレスホテルまで到着した。

このホテルはホテルの敷地の入口から車寄せまでかなり距離があり、まずは入口で訪問目的を確認された。
宿泊者である旨を伝えてそのまま通してもらい、車寄せにてタクシーを下車。


こちらが車寄せ。
普通に写真を撮るだけで絵になる。


カタールのホテルと同様に、何故か車寄せにはベントレーが止まっている。

タクシーを降りるとすぐさまベルボーイが荷物を運んでくれ、レセプションまで案内される。
到着時間が朝8時半頃で通常のチェックインの時間帯からズレていたこともあってか、中東名物のアラビックコーヒーとデーツのもてなしが無かったのが残念なところではあったが、逆に期待していなかったアーリーチェックインを手配してもらえた。

今回アサインされたEast Wingの5F、「3535号室」まで早速案内してもらったが、こちらのホテル、中央のメインの建物を中心にEast WingとWest Wingという計3つの建物から出来ている事もあって、慣れるまでは迷子になる事間違いなし。
なお、部屋番号は最初の一桁が建物の場所を示し、二桁目がフロア、最後の二桁が部屋番号ということであった。


なお、こちらが部屋のキー。
プラスチック製だが、これが非接触式のキーになっており、宿泊棟に入る際のオートロックの解除であったり、客室の鍵にもなっている。
プライベートビーチに出るときもキーの有無を確認されるので必ず持ち歩いたほうがよい。

案内しがてら教えていただいたが、メインエントランスのある階が4階、左右の両Wingは5階建てで、メインの建物の1階にレストランがあるらしい。
建物内のレビューは施設編に譲ることにし、今回宿泊した「コーラルルーム」のレビューに移らせて頂く。


今回宿泊する「3535」号室。


建物全体のアレンジはこのような感じ。
我々がアサインされた部屋は、メインのロビー棟に近い方であった。

こちらの部屋は本ホテルの中では一番下のグレード(イメージとしてはスタンダードルームのガーデンビュー)。
それを公式webサイトから早割・キャンセル返金不可の一番安いプランで申し込んでもおおよそ6万円という金額。
実際は4万円少々であるが、各種サービス料・税金がトータルで20%かかるので、最終的にこのくらいの金額となる。

他サイトでGCC居住者割引(中東地域に住んでいる人対象の割引制度)があると書かれていたので直接チェックインの時に確認してみたが、こちらのホテルでは取扱無しとの事。
幾つかのホテルを確認してみたが、割引が使えるホテルの場合は、ホテルのHPや予約申し込みページに「GCC resident ◯◯」ようなプランが表示される。


まず部屋に入ると中東を感じさせるドーム状のランプが埋め込まれた踊り場がある。
左手にはトイレ・バスルームがあり、その奥がリビング・ベッドルームとなっている。


こちらは入口側から見た部屋の全景。


同じく、反対側から見た全景。


ベッドのサイズも十分。
夜にはターンダウンサービスも行ってくれる。


クラッシック感を感じられる照明等、落ち着いた調度品が配置されている。

部屋の広さ自体は驚く程広いわけではないが、落ち着いた色調の室内と木をふんだんに利用した調度品の数々により、とても高級感を感じる。


パソコン等で作業をするには十分すぎるくらい大きなテーブルと椅子が2脚準備されていたり、テレビは50インチ強程度の大きさでJBLのスピーカーシステムが内蔵されている。


また、カウチソファーとコーヒーテーブルも用意されており、室内でゆったりと過ごすための道具はこの上ない程準備されている。

バスルームもかなり広い造りで、当然ながらバスタブとシャワーブースは別となっている。


こちらは浴槽。
2人入っても十分に余裕がありそうなサイズ。


シャワーブースは完全に独立している。
水圧も申し分なし。


トイレもこのように独立したスペースだが、トイレの周りを仕切るものが無いので若干落ち着かない。


洗面台こそ1つしか無いが、それでも十分な広さが確保されており、申し分ない。


アメニティーも一通り揃っており、手ぶらで来ても全く問題ない。

また、このホテルのウリの一つとして、部屋の中の電気の点灯消灯、テレビのオンオフ、チャンネル選択等を全て備え付けのiPadで行えることが挙げられるが、使ってみた限り正直使い勝手はあまり良くない。
接続がすぐに切れてしまったり、そもそもiPadでの操作方法が複雑であったりと、結局は自分自身で直接行った事がよい場合が多々ある。
ただ、Bluetoothで自分自身の音楽再生デバイスを直接JBLのスピーカーシステムに接続し、そこから音楽を流せるのは非常に嬉しい機能であった。

バルコニーもかなり広く、今回はまだ冬の時期ということもあって、夜はこのバルコニーで持ち込んだお酒を飲みながらゆっくりと過ごすことが出来た。


ベランダからの眺め。
今回は一番安い「ガーデンビュー」の部屋ながら、最上階の5Fをアサインされたこともあり目の前にエティハドタワーズが見え、十分に満足出来る眺め。


なんとも近未来感のある眺めでもある。


夜はベランダで一杯。
アブダビ国際空港の免税店で買ったオーストラリア産のシラーズ。
65AED(約2000円)と、日本で買うのとさほど変わりがない。
おつまみは近所のショッピングモール「Marina Mall」の中のカルフールで購入。
トータル400円程度とかなりリーズナブル。


ご参考までに、客室内のミニバーのメニュー。
コロナビールが1200円、ハーフボトルのワインが2400円と、高級ホテルにしてはそこまでべらぼうに高い値段ではない。

客室の紹介とは直接リンクしないが、このホテルのもう一つのウリとして24時間対応のバトラーサービスがある。
今回も我々がチェックインするとすぐにウェルカムドリンクを持って挨拶に来てくれた。

その際、我々がワイングラスの有無を確認するとストックしてあるミニバーの説明をしてくれるだけでなく、我々がワインを持ち込んでいることを察して栓のタイプ(コルクなのかスクリュートップなのか)を確認してくれる気の利き方に驚いた。
今回はワインオープナーを借りなくてもいいよう予めスクリュートップのワインをアブダビ空港の免税店で購入したが、ここまで気を使ってくるのは流石であった。

ホテルの豪華さ・大きさはマリーナベイサンズに通ずるところがあり、従業員の気配りはラッフルズホテル等の名門ホテルに勝るとも劣らないレベルであり、部屋だけでなく、施設自体もとても大きいこちらのホテルは、観光旅行の際の「宿」として使うよりもホテルでゆっくりステイを楽しむ使い方をするのがオススメ。

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