Wakefield Reserve Parcel Shiraz 2023（ウェイクフィールド）

ワインデータ：

コメント：
コストコのワインコーナーで色々探している際に見つけたもの。
ボトルの造りやエチケットにボトルナンバーが入っていたりとなかなかこだわりを感じるものの割には1300円と安い価格帯だったので試してみることにした。
色は輝きのある濃厚な赤紫色。
粘度はかなりあり、ゆっくりとガラスの縁に脚を形成していく。
香りはしっかり華やかで、グラスに注ぐと周囲に華やかな香りが広がる。
その香りはしっかりと熟したプラムを中心として、ほんのりと胡椒のようなスパイス感やギュッと圧縮された濃厚なカシスのような果実感を豊かに感じられる。
オーストラリアのシラーズと言えばこの香りという表現がぴったりのジューシーで濃厚な香り。
アタックは香りから感じられる印象と全く同じく、しっかりと干されて甘味が凝縮したレーズンのようなとても豊かな果実の甘味が口の中に広がる。
中盤からはまだフレッシュさを感じられる酸を程よく感じつつ、カシスのような甘酸っぱさがしっかりとしたボディーの形成し、そこのほんのりとスパイスのニュアンスが加わる。
余韻にはほんのりと樽由来の甘味を感じつつ、タンニンは控えめ。
しっかりとした甘味のある豊かな果実感を楽しみつつ飲み疲れないニューワールドらしいジューシーなシラーズ。
＜アルコール度数14.5%＞

インプレッション：

この日は同じくコストコで購入したスペイン産のハモンセラーノと合わせてみた。
15か月熟成ということで程よい熟成感と共に、ぎゅっと凝縮された肉の旨味や塩分を楽しめる。
原木切り出し感のあるしっかりとした濃厚な存在感のある味わいがシラーズのスパイス感としっかりとマッチ。
そしてもう一つは北海道・興部にある「ノースプレインファーム」が作るゴーダチーズ。
こちらは興部に行った際に購入したものだが、癖がなくチーズの濃厚な旨味をダイレクトに感じられるもの。
この味わいが果実感を強く感じるワインと相性抜群。
癖がなく甘味をしっかりと感じつつも爽やかな酸のある味わいなので定番のステーキ系との相性はもちろんのこと、濃厚なタレで頂く脂たっぷりのすき焼きなどとの相性も良さそう。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞