名前:大國鮨
場所:〒920-0915 石川県金沢市西町藪ノ内通31
地図はこちらからどうぞ
交通手段:各線 金沢駅 徒歩20分
営業時間:11:00~13:30、17:00~18:00 毎週水曜日
また行きたい度:=☆☆☆=金沢の新鮮魚介をお手頃に味わえる老舗おまかせ寿司店
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備忘録:
(2026/10/19記載)
2026年9月上旬の平日に金沢を訪れた際に利用した。
今回は滞在先が近江町市場からかなり近い場所だったこともあり、食事は比較的このエリアで取ることが多かったのだが、こちらもそのうちの1つ。
事前にこのエリアの寿司店を調べていたのだが、市場内にある寿司店はコスパは悪くなさそうなのだが、やはり市場内ということもあり雰囲気がちょっと足りない一方で、市場周辺の本格寿司店はお値段も万超えの本格派ばかり。
そんな中、雰囲気もお値段もバランスの良さそうなこちらの店を見つけたので行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
店舗は公共交通機関だと金沢駅が最寄りで、徒歩20分程度の距離となる。
金沢駅の東口を出て目の前の大通りを1キロほど進んだ信号のある大きな交差点(武蔵)を渡り、目の前に見える近江町市場を左手に見ながら道沿いに進む。
二つ目の信号のある交差点(下堤町)を左折し、一つ目のT字路を右折した先の左側に店舗がある。
老舗の寿司店の雰囲気を感じられる外観に大きく「鮨」と書かれた看板があるので見逃すことはまずない。

こちらが店舗外観。
味のある外観と「鮨」の看板がしっかりと目立つ。
<混雑状況・店内の様子は?>
この日は平日ではあるが、店内はカウンター席が10席のみで大将が一人で握っているとのことで、万が一の混雑を警戒して開店時間とほぼ同時に入店。
すると既に1組が食事をしており、感じのいい女将が席に通してくれた。
店内はつけ場を囲むようにカウンター席が配されており、昔ながらの寿司店の雰囲気を感じられる造り。
また、写真には写っていないが、テーブル席も1卓あるのだが今は使っていないのかランチタイムのみ使わないのか不明だが、こちらは客を通すような準備はされていない。
食事を終えるまで新規客は入ってこなかったが、平日ということとかなり雨が降っていたこともその原因かもしれない。

こちらが店内の写真。
老舗感のある古き良き寿司店という造りの中で、目の前で大将が握ってくれた寿司を頂ける贅沢な雰囲気を味わえる。
<オススメのメニューは?>
こちらの店はお好みでの握りはなく、お任せのみとなっている。
事前に調べて知っていたのだが、入店時に女将から「当店はお任せのみとなっていますがよろしいですか?」と確認をされた。
握りのコースに「のどぐろ」と「白えび」と「甘エビ」と「あなご」が入っていることと、12貫プラス手巻きという構成は店の外に書かれているが、詳細は席に着くまで分からない。
席に着くと早速お皿や箸などが用意されるのだが、それと同時に握りのメニューも用意される。
今回は「季節の握り 夏」ということで、以下の握りが提供された。
一皿目 のどぐろ・あじ
二皿目 がんと・白身魚
三皿目 とろ・いくら
四皿目 甘えび・白えび
五皿目 梅貝・白貝
六皿目 あなご・煮いか
七皿目 蟹味噌巻き
テーブルのセッティングがされると、ほどなくして大将が握り始めてくれるのだが、

テーブルにはガリと醤油皿が用意され、早速に一皿目ののどぐろとあじが握られる。
ガリは大きい生姜をスライスして作られた上等なもので、しっかりと酢の風味が効いたもの。

こちらが一皿目ののどぐろとあじ。
あじは大きな身がとろりとしており、青魚独特の臭みは無くあじの旨味だけをしっかりと感じられる。
そして、のどぐろは炙っていて香ばしい味わいを楽しめつつも、甘味もしっかりと味わえるもの。
シャリ少し大きめながらフワフワに握られており、優しい酢の風味がとてもバランスよい。

続いて二皿目のがんとと白身魚。
がんとという魚は聞いたことが無かったが、小さいブリの事だそう。
脂感が凄く、醤油を少し付けて頂くとそのコントラストが際立つ。
この日の白身魚はまとうだいの昆布じめとのこと。
刺身とは違う独特の絡みつくような食感と共に、身の甘味と昆布の風味がバランスよく感じられる。

こちらは三皿目のとろといくら
しっかりと醤油漬けされたいくらはボリューム感もたっぷり。
濃厚ないくらの旨味を思う存分楽しめる。
そしてとろは見るからに身が厚く切られており、見た目は大トロに近い中トロなのだが、良い意味で脂っこくなく、まぐろの旨味を口一杯に感じられる。

そして四皿目の甘えびと白えびのえびコンビ。
甘えびは1本ながらサイズ感はそれなりにあり、甘えびらしい甘味をしっかりと感じられるトロっとした食感が美味しい。
そして白えびだが、こちらは甘えび以上に身が柔らかい。
そして独特の甘味に加えて香り付けに使っているのか、ほんのりと柚子のような柑橘系のニュアンスも感じられる。

こちらは五皿目の梅貝と白貝の貝コンビ。
梅貝は肉厚でコリコリとした食感が特徴的。
一方の白貝は柔らかく、タップリとかけられた甘めのタレがアクセントになっている。

ここでお椀が提供された。
手毬麩のようなお麩が入った味噌汁はすっきりとした味わいに仕上げられている。

そしてこちらが六皿目のあなごと煮いか。
イカは煮るとそれなりに食感が固くなるイメージがあったのだが、こちらのイカは煮ても柔らかさを保っている。
比較的しっかりと煮汁の色が付いてはいるのだが、意外とあっさりとした味わいに仕上がっている。
そして穴子だが、個人的に絶品と思えるものであった。
一度焼き上げてから煮ているのか、皮のカリカリっとした食感と身のフワフワっとした味わいの対比がとにかく美味しい。
脂もたっぷりと乗った穴子が程よく甘味のある上品なタレとしっかり絡んでおり、お代わりして食べたいと思った握りであった。

そして最後の七皿目の蟹味噌巻きが提供された。
蟹味噌はそこまでではなく、むしろジューシーで甘いカニの身がたっぷりと入ったもの。
<まとめ>
今回はとろやいくら、のどぐろなどの贅沢な食材や白えびのような地元の食材を使った握りを12貫と蟹味噌の手巻き1貫の計13貫を頂いて、4000円弱の仕上がり。
気持ちもお腹もかなりの満腹感に満たされた。
いずれのネタもしっかりとしたサイズ感で、その下のシャリは少し大きめながらフワフワに握られており、優しい酢の風味がとてもバランスよい。
魚の甘味をしっかりと感じられる炙ったのどぐろや、とろといくらの贅沢コンビ、脂が驚くほど乗った小さいブリであるがんとなど、どの握りもクオリティーが高く美味しかったのだが、その中でも特に印象に残ったのがあなご。
一度焼き上げてから煮ているのか、皮のカリカリっとした食感と身のフワフワっとした味わいの対比がとにかく美味しい。
脂もたっぷりと乗った穴子が程よく甘味のある上品なタレとしっかり絡んでおり、お代わりして食べたいと思った握りであった。
ちょっとせっかちでお茶目な大将が客の食べるスピードよりも速く握ると、即座に突っ込む女将との掛け合いもホッコリとした雰囲気で、人情味あふれる地元に根付いた老舗の寿司店であった。
市場の中の店で海鮮丼を食べてちょっとのどぐろの寿司をつまめばすぐに同じくらいの金額になることを考えると、このクオリティーとボリューム感、そして雰囲気でこの金額なのであればコスパはかなり良い。
また金沢を訪れる機会があれば、是非とも立ち寄りたい店の一つとなった。
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