新生ANAプレミアムクラス


2012年6月、ANAの国内線プレミアムクラスがリニューアルとの事で、6月2日に大阪に行く際に早速使ってみた。

従来のプレミアムクラスとの変更点を一言で言うと、現時点では機内で提供される食事の内容が変わっただけのよう。
一部の777では6月1日からプレミアムクラスのシートも換装されているようだが、実質は食事の内容変更のみと考えて良いようだ。

これまでは特定の空港および時間帯(簡単に言うと昼食と夕食の時間帯)からの出発に限り、その土地の有名な料亭やレストランとコラボレートした機内食である「匠弁当」が提供されたが、逆に特定の時間帯以外では、スープやサンドイッチ等の軽食のみの提供であった。
それが今回のリニューアルにより、昼食・夕食の時間帯以外でも有名料亭・レストランとのコラボレートメニューが提供されるようになった。

提供される食事は、従来軽食が提供されていた時間帯では「Premium GOZEN」、昼食・夕食の時間帯では「Premium SABO」という名称に変更。
今回は羽田発の便であったので、「銀座小十」という日本料理店とのコラボレートメニューが提供された。

従来ではこの時間帯にはフルーツとサンドイッチの軽食が提供されていたが、「Premium GOZEN」では2段の重箱仕様の食事+味噌汁が提供された。
壱の重には鯛めしが、弐の重には牛しぐれ煮、玉子やタコや夏野菜の煮物等が詰められていた。

やはりご飯の重がある事で、ボリューム感は格段に増している。
以前の匠弁当で提供された量程ではないが、朝ご飯として食べるには十分な量。

機内食なので味がどうのこうのというものではないが、数々の素材を丁寧に調理しており、朝ご飯を優雅に食べられるという点では非常に満足。
ただ、以前の匠弁当の時からではあるが、欲を言えば温かい状態で出てくるともっと美味しさが増すのでは?と思ってしまう。

これまでは、早朝便で羽田から飛ぶ場合、ANAの地上ラウンジでは原則食事は提供されず、かと言ってコンビニのおにぎりを買って食べている時間も無くそのまま機内に入っても提供される食事は軽食でお腹が満たされないまま目的地へ、そして仕事開始。
と言うような状況であったが、今回のリニューアルでは「しっかりと機内で朝ご飯を食べられるようになった」と言うのが一番の改善点ではないだろうか?


15センチ角位の小さめな重が2つ提供される。

壱の重。ほんのりとご飯にも味がついた鯛めしは繊細な味わい。欲を言えば、温かい状態で楽しみたい。

弐の重。煮物を中心とした重。季節の野菜等がふんだんに入っており、一つ一つに丁寧な仕事がされている。

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