大信州　手の内　生詰　純米吟醸

日本酒データ：

コメント：

この日は長野県産の松茸を入手したので、それにあう日本酒をということで急遽探しに出かけてみた。
何となく同じ長野県の日本酒を探していたところこちらのブランドの日本酒を発見。
比較的レア酒で入手はそれなりに難しいということもあり、こちらのお酒と合わせてみるべく購入した。
色はほぼクリアで若干とろみを感じさせるもの。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁には数多くの脚がみられる。
香りは甘く華やかな吟醸香を豊かに感じられる。
メロンや梨、イチゴのような甘味をしっかりと感じられ、日本酒らしさもあるものの穀類のニュアンスは皆無。
日本酒の香りが苦手な人でも間違いなく抵抗感なく受け入れらるフルーティーな特徴的な香り。
アタックは香りから想像ほど濃厚ではないが、コクのある米の甘味と旨味をしっかりと感じられるもの。
その豊かな甘味は若干舌に絡みつくような粘度があり、中盤からはほんのり刺激的な酸の味わいも加わる。
余韻では、わずかに米の穀類を思わせる香りが残るが、比較的キレは良い。
豊かな果実を思わせる香りと米の濃厚な旨味と甘味を楽しめる限定生産の無濾過生原酒。
＜アルコール度数16%、精米歩合：49%＞

この日は長野県産の松茸を使った松茸ご飯と、毎度の北海道野付産のホタテやマグロなどのコテコテな和食と合わせてみた。
松茸ご飯は羅臼産の昆布で取ったダシを使ってほんのり味付けをして炊き上げたものだが、やはり松茸そのものの存在感はさすが。
濃厚な味わいながら上品な松茸ご飯と豊かな甘味がたっぷりの日本酒の相性はなかなかのもの。
一方の刺身系との相性もばっちり。
甘味をしっかりと感じられる大振りの野付産のホタテは独特の魚介類の臭みもすくなく、こちらも日本酒との相性は問題なし。
食事と合わせてもよし、日本酒だけで楽しむもよしと、幅広いシチュエーションで楽しめる味わい。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞