名前:Baan Khanitha the Heritage
場所:4th floor Zone C, ICONSIAM, 299 Charoen Nakhon Rd, Khlong Ton Sai, Khlong San, Bangkok 10600
地図はこちらからどうぞ
交通手段:BTS チャルンナコーン駅直結
営業時間:11:00~21:30 無休
また行きたい度:=☆☆☆=上品で優しい味わいのタイ料理を優雅な空間で楽しめるショッピングモール内の高級タイ料理店
外部リンク:Baan Khanithaの公式HPへのリンク
備忘録:
(2024/09/03記載)
2024年2月中旬にチェンマイを訪れた際の乗り継ぎ時間を利用して訪問
2023年末からタイに行く機会が多く、この時は目的地はチェンマイであったが、帰国の乗り継ぎ便が7時間弱あったので、折角なのでバンコク市街に立ち寄ることにした。
時間帯もお昼過ぎという事で、ちょっとオシャレなタイ料理を食べられるお店を調べていた時、知人からこちらがオススメということで行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
お店は公共交通機関であればBTSのチャルンナコーン駅が最寄りとなる。
こちらの駅は2020年に新たに開通したBTSのゴールドラインの駅となり、それまではチャオプラヤ川対岸からシャトルボート(有料)でのアクセスだったとのこと。
ゴールドラインの開通により、バンコク中心部から電車を1回乗り換えるだけでアクセスできるようになったので非常に便利にはなったが、折角なので行きはシャトルボートで、帰りは電車でアクセスしてみた。
両方とも乗り換え時間を考えるとどちらが明らかに早いという事は無く、シャトルボートも建物にほぼ直結した場所で降りられるので、観光気分を味わいたいのであればシャトルボートがオススメ。
なお、店舗は大林組が施工した大型商業施設である「アイコンサイアム」の中の4Fに位置している。
こちらがアイコンサイアム全景。
すぐ横はチャオプラヤ川となっており、とても近代的な大型商業施設となっている。
その建物の4Fに店舗はある。
入口からしてなかなか高級感がある。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は日曜の14時過ぎに到着。
休日ということもあり14時過ぎではあるが大型商業施設内の店舗なので混雑を気にして向かったが、店舗内は想像外に空いており先客は10組あるかどうかという感じ。
タイオリエンタルな雰囲気の4名掛けのテーブル席が基本となり、客席は店内およびテラス席の2タイプがある。
店内だけでも200席程度とかなりキャパは大きく、それでいて客席を詰め込んでいないこともあり優雅な雰囲気で食事を楽しめる。
テラス席の方が開放感もありチャオプラヤ川を一望できるのだが、2月であっても日中はかなり暑いのでランチタイムのテラス席利用は少々しんどい。
今回は休日の14時と一番混雑する時間をずらしての来店であったが、この感じであれば休日でもランチタイムは予約無しでも入れそうな感じであった。
が、夜はオシャレな雰囲気で食事が楽しめそうということもあり、休日は予約した方が無難かも知れない。
こちらが店内の雰囲気。
テーブルや壁の雰囲気など、コテコテのタイではなく上品なタイオリエンタルという雰囲気。
テラス席は開放的で眺めは良さそうだが、2月と言えども日中はかなり暑いので店内の席を選ぶ方が無難。
<オススメのメニューは?>
タイ料理の店ということで、いわゆるタイ料理はそれなりに揃っているという印象。
文字だけだとなかなかメニューをイメージしにくいが、一部のメニューは写真と共に紹介されているので非常にイメージしやすい。
が、日本語対応は無く、メニューもタイ語か英語のみとなっている。
色々な料理がありチャレンジしてみたかったのだが、今回は紹介してくれた知人に事前にオススメメニューを聞いていたので、「トムヤムクン」と「シーフードチャーハン」をオーダー。
チャーハーンは大と小があるとのことで、今回は小をオーダー、トムヤムクンはオーダー時に辛さをオーダーしておかないとデフォルトだと日本人にとってはかなりの辛さでの提供となる。
色々な言い方があるが「less spicy」というと辛さ控えめという意味ではあるが、店によってはそれでもかなり辛い場合があるので、ストレートに「no spicy」伝えた方が良いかも知れない。
今回は「no spicy」でオーダーしてみた。
また、折角なのでタイのビールである「チャンビール」もオーダーした。
メニューは英語・タイ語のみだが、カテゴリーごとに写真と共に掲載されているのでメニュー名称を見てもいまいちピント来ないケースでもなんとかわかる。
全てのメニューとまではいかないが、多くのメニューが写真付きなのは嬉しい。
そしてこちらがドリンクメニュー。
今回オーダーしたビール以外にもウィスキーやブランデー、ワインなど準備されている。
食事のオーダーを済ませるとほどなくしてアペタイザーが提供された。
流石に高級店だけあり、テーブルセッティングもしっかりとしている。
こちらはアペタイザー。
日本で言ういわゆるお通し的なもので、スイカを丸くカットしたものにブラウンシュガーが軽く振りかけられたもの。
何となく最初に甘いものを頂くというのはイメージがわかないのだが、調べてみるとタイ料理のアペタイザーではスイカはメジャーな食材のよう。
写真だとわかりにくいが、量にしてラーメンの丼を少し小さくしたものにたっぷりとスープが注がれている。
色がかなり赤々としているが、実はこの赤はトマト由来のもの。
トマトの旨みと酸味、そしてエビ味噌の味わいしっかりと効いており、ノースパイシーでオーダーしたこともあり辛さは本当に全くない。
トムヤムクンというと絡みの他に香辛料は香草の風味もしっかりと感じられるのだが、こちらのトムヤムクンはレモングラスなどの香辛料の香りは控えめで上品な味わい。
ガッツリと主張したタイプが好きな人には少し物足りないかも知れないが、こういった高級な雰囲気にはピッタリの落ち着いた味わい。
スープの中に大ぶりのエビが入っており、その他にはマッシュルームもたっぷり。
今回は警戒して「no spicy」でオーダーしたが、トムヤムクンっぽさを味わいたければ「less spicy」でもよかったかも知れない。
が、個人的にはこちらのトムヤムクンはエビの濃厚な旨みをしっかり味わいたいのでノースパイシーがオススメ。
大きな海老がゴロゴロっと盛られたチャーハンは刻みネギと玉子で仕上げられており、見た目は比較的シンプル。
味わいも見た目同様にあっさりと仕上げられており、いわゆるタイっぽい香辛料などの味わいは無く上品なもの。
併せて提供されるナンプラーベースのタレがいい感じで塩味が効いているので、味わい足りない時には付け足すと一層タイらしい雰囲気になる。
使用しているご飯はタイ米ではあるものの、タイ米の割には思ったよりも水分があり、食感としてもしっとり目の仕上がりで日本で食べるものとそこまで大差はない。
そのご飯に絡む玉子はふんわりとした食感で若干甘めのもの。
タイでは色々な料理にエビがふんだんに使われている印象があり、こちらのエビも大きめのサイズ感のものが4つ入っておりプリプリっとした食感。
こちらはチャーハンの付け合わせ?のきゅうりと味変用のライム。
わざわざ別盛りで提供されるのは流石高級店といったところ。
<まとめ>
今回は1名でビール1杯、トムヤムクンとチャーハンの小をオーダーして、仕上がりは4000円少々。
ビール1杯飲んでいるものの、タイのランチでこの金額はなかなか豪勢という印象。
ただ、それだけの金額に見合った価値はあり、まず何と言ってもお店やスタッフの方の雰囲気が他のレストランとは全く異なり高級感がある。
また、料理についてもタイ料理ではあるものの、とても洗練された上品な味わいという印象。
今回オーダーしたトムヤンクンは色がかなり赤々としているが、実はこの赤はトマト由来のものでトマトの旨みと酸味、そしてエビ味噌の味わいしっかりと効いており、ノースパイシーでオーダーしたこともあり辛さは本当に全くない。
レモングラスなどの香辛料の香りは控えめで上品な味わいなのでガッツリと主張したタイプが好きな人には少し物足りないかも知れないが、こういった高級な雰囲気にはピッタリの落ち着いた味わい。
スープの中に大ぶりのエビが入っており、その他にはマッシュルームもたっぷり。
もう一品のシーフードチャーハンは大きな海老が4つゴロゴロっと盛られたチャーハンは刻みネギと玉子で仕上げられており、見た目は比較的シンプルで味わいも見た目同様にあっさりめ。
いわゆるタイっぽい香辛料などの味わいは無く上品なものなので、併せて提供されるナンプラーベースのタレがいい感じで塩味が効いているので、味わい足りない時には付け足すと一層タイらしい雰囲気になる。
使用しているご飯はタイ米ではあるものの、タイ米の割には思ったよりも水分があり、食感としてもしっとり目の仕上がりで日本で食べるものとそこまで大差はない。
ガッツリとしたスパイスと辛みの効いた味わいのタイ料理という方向性とは少し異なるが、優雅に上品な味わいのタイ料理を楽しみたいときにはオススメのお店であった。
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Baan Khanitha the Heritage (タイ料理 / スラサック / チャオプラヤー川)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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