購入場所 | こちらから購入可能 |
購入日 | 2024年03月04日 |
購入金額(税込み) | 1980円 |
テイスティング日 | 2024年03月04日 |
日本酒データ:
地域 | 山口県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 山田錦 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★☆ |
コメント:
こちらの日本酒は好きで時々飲んでいたのだが、そのお酒をつくっていた杜氏が2023/11で退職したとのこと。
杜氏が変わってしまったことで味にどのような変化があるのかを確かめがてら、この時期のイメージにマッチするピンクのラベルのこちらの日本酒を購入してみた。
色はうすにごりということで、瓶を軽く上下にゆするとほんのりと白い色合いが広がる。
ガッツリ白というよりも向こう側が僅かに見えるという感じのイメージ。
粘度はほどほどで、グラスの縁に長い脚がそれなりに見られる。
香りはほんのり甘く、しっかり吟醸系の香りを感じるというよりは日本酒の色のような感じでふわっとしたような桃を思わせるような香りが広がる。
加えて僅かに酸のニュアンスも感じられ、ラベルの色合いとマッチするようなイメージの香り。
口当たりは思っていたよりも軽く、アタックでは柔らかい甘味と旨味をしっかりと感じられるが、心なしかその味わいに深みは無い。
また、好みではあるがうすにごりで感じられるような澱の味わいもほぼ感じられない。
中盤には僅かに発泡感のある酸が舌を刺激する、それもあり比較的スッキリとした味わいという印象。
余韻はキレが良く、喉を過ぎるとその味わいはスッと消えていく。
程よい甘味や旨味と新鮮な酸を感じられる軽い飲み口のうすにごり生原酒。
<アルコール度数15%、精米歩合60%>
この日は様々な海鮮を使った海鮮丼と合わせてみた。
ほたて、いくらともに北海道産のもの、マグロは近海ものと良い食材が揃ったこともあり、漬けにせずにそのまま海鮮丼として仕上げてみた。
甘味はそれなりに感じるも比較的控えめの味わいの日本酒ということもあってか、甘味たっぷりの野付産ほたてとの相性は文句なし。
そして、若干スジは多いもののもはや中トロクラスの脂の乗ったまぐろと合わせてもお互い邪魔することなくしっかりとマッチ。
一番合わせるのが難しいいくらだが、さすがに若干舌先に違和感を感じるものの、相性としては悪くはない。
優しく繊細で主張しない味わいの日本酒ということもあり、海鮮系の食材とぶつかることがなく、日本酒単体というよりも海鮮系の和食などと一緒に食中酒として楽しむのが良いかも知れない。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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