購入場所 | 高島屋(こちらから購入可能) |
購入日 | 2023年10月31日 |
購入金額(税込み) | 1683円 |
テイスティング日 | 2023年11月04日 |
日本酒データ:
地域 | 広島県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | 雄町100% |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
毎度の日本酒巡回時に発見したもの。
こちらの銘柄は初めて見かけたが、毎度の殺し文句である「無濾過生詰」という文字と精米歩合を80%にとどめた雄町を使ったお酒ということで試してみることにした。
色は無濾過というのが影響しているのかかなりしっかりとしたグリーンのニュアンスを感じられ、若干トロみさえも感じられるもの。
粘度はかなり高く、グラスの縁をゆっくりと伝わり落ちて脚が出る。
香りは純米らしく、米の旨味を力強く感じられるもの。
また、精米歩合を80%に抑えていることもあってか、穀類のワイルド感のあるニュアンスや、シャープなアルコール感も感じられる、全体的にパワフル系の香りという印象。
アタックは少しトロみのある舌触り。
香りから感じられるようなパワフルでワイルド感ではなく、穏やかで力強いジューシーな米の旨味と甘味を感じられる。
中盤には程よい甘味を感じつつも、やはり純米そして80%という精米歩合由来に起因すると思われる米の味わいをダイレクトに楽しめる。
そして余韻も同じような傾向で、良く言えば米本来の味わい、悪く言うと雑味がしばらく口の中に残る。
無濾過、低精米歩合が生み出した雄町そのものの味わいをジューシーかつパワフルに感じられる特徴的な純米酒。
<アルコール度数16%、精米歩合80%>
この日は野付産のホタテや同じく野付のイクラなどを使った手巻き寿司。
これらの食材はもはや常に冷凍庫に常備しているテッパンアイテムとなっており、その味わいのレベルの高さは言わずもがな。
吟醸系の華やかで甘いが強めな味わいとは正反対の穀類のニュアンスをたっぷりと感じられる純米酒なので相性が若干気にはなったが結果として全く問題無し。
生の海産物独特の風味は全く強調されず、なかなか合わせにくいイクラとも好マッチング。
単体で楽しむよりも様々な料理と合わせた方がよりその味わいを楽しめそうな日本酒であった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
Leave a Reply