購入場所 | そごう横浜店(こちらから購入可能) |
購入日 | 2021年04月23日 |
購入金額(税込み) | 1870円 |
テイスティング日 | 2021年04月23日 |
日本酒データ:
地域 | 福島県 |
タイプ | 純米 |
使用米種 | 五百万石 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
コメント:
久しぶりにそごうの日本酒コーナーに立ち寄ると、最後の一本かつ色もラベルもワインっぽいものがふと目に入った。
みてみると白麹と赤ワインのオーク樽というなかなか面白い組み合わせで仕上げた日本酒のようで、ものは試しで飲んでみることにした。
色は白ワインのようなグリーンを感じさせる。
オーク樽のニュアンスが感じられるためか日本酒にしてはかなりはっきりとした色。
粘度はそれなりに高く、脚を伴いながらゆっくりとグラスの縁を落ちていく。
香りは色から想像していたものとマッチ。
少し古酒のような熟成感と重みを感じられ、米の旨味や果実のよう甘味を感じさせる香りはない。
若干紹興酒を想像させるような香りとも言える。
口に含むと柔らかく日本酒を連想させる米の甘味が思ったよりもジューシーに感じられ、比較的強めのアタックになっている。
そのジューシーな味わいは喉を抜けるとスッと消え、代わりに優しい酸味が姿を現す。
余韻には僅かに感じられるほろ苦さと共に独特の甘味を残していく。
日本酒感は低めで独特の旨味と甘味を感じさせるわずかに樽発酵させた白ワインライクな味わいが特徴の日本酒。
この日は鶏むね肉の自家製ハムやゴボウサラダと合わせた。
白ワインと迷ったのだが、それであれば「白ワインっぽい日本酒」ということでこちらの日本酒と合わせてみた。
鶏ハムは鶏の旨味と塩の風味がしっかりと効いており比較的濃い目で主張をする味わい。
その味わいに負けずにしっかりと寄り添い、むしろ一緒に味わうことで日本酒の味わいの輪郭が少しはっきりと感じられるほど。
マヨネーズベースのゴボウサラダも胡麻の風味もありそれなりにしっかりとした味わい。
こちらはマヨの風味と少しケンカしている感じはあるが、それでもベースがしっかりとした味わいなので負けている感はない。
比較的に日本酒よりもワインの印象が強いイメージなので合わせる料理もワイン視点で考えても良いかもしれない。
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