女神の秋の詩 純米大吟醸


購入場所 高島屋
購入日 2023年09月23日
購入金額(税込み) 1815円
テイスティング日 2023年09月23日

日本酒データ:

地域 山口県
タイプ 純米大吟醸
使用米種 山田錦100%
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
久しぶりにこちらの酒売り場を巡回していると、「限定品」と書かれたラベルが貼ってあるこちらのボトルを発見。
よく見てみると東洋美人を醸している「澄川酒造場」の日本酒のようだが、東洋美人の文言はどこにもなし。
秋の雰囲気を感じられるラベルとその名前に惹かれて試してみることにした。
色はほんのりグリーンの色味を感じられる。
粘度はほどほど。
脚は数は多くないものの、ゆっくりとしっかりと出る。
香りは熟したメロンやラムネのような甘みをたっぷりと感じられるタイプ。
僅かに酸のニュアンスも感じられるが、穀類の風味はほぼ感じられず、純米系の日本酒の香りが苦手な人でも全く問題なく楽しむことができる豊かな甘みが中心の香り。
口当たりは香りから想像するほどコッテリとした甘みを感じられるタイプではなく、むしろしっかりとした米の旨みと共にバランスよく感じられる。
中盤も同様で甘みと旨みの味わいがバランス良く感じられつつも、その味わいはとてもクリアで雑味がない。
余韻には僅かな酸ともに、豊かな米の甘みがキレ良く感じられる。
濃厚ながらもしつこくない米の旨みと甘みをしっかりと感じられるキレの良い季節限定酒。
<アルコール度数16%、精米歩合45%>


この日は豚肉と大根の煮物とふるさと納税で大量に届いた愛知県のシラスがあったので、シラス中心の和食に合わせてみることにした。
豚肉と大根の煮物は北海道限定発売の「めんみ」を使ってシンプルに味付けをして煮たもの。
大根の苦味と生姜の風味がしっかりと効いた味わいに、かつお、煮干、昆布、さば、ほたてからとった5種のだしの味わいが詰まっためんみの風味が日本酒の甘みをしっかりと強調し、相性は悪くない。
シラスを使った料理はトマトとシラスのごま油あえやシラスとナス合わせ蒸し。
トマトとシラスというとなんとなく洋風なイメージだが、ごま油が加わることによって一気に和系の味わいに変わる。
魚とごま油という組み合わせながら、相性はそんなに悪くなくしっかりとマッチする。
一方のシラスとナスの合わせ蒸しは蒸したことによってそれぞれの具材が程よくしんなりしつつも素材の味わいがジューシーに感じられるもの。
特に調味料を加えていないものの、シラスの塩分が程よく滲み出ていてとてもバランスが良い。
こちらの料理とも相性は全く問題なし。
それなりに特徴のある味わいの日本酒ではあるが、比較的キレが良いこともあってか日本酒単品でも料理と合わせても幅広く美味しく楽しめる。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>

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