購入場所:いちやまマート 城山店
購入金額:1980円
コメント:
2012年5月のゴールデンウィークに山中湖に滞在した際、「山梨縛り」で購入したもの。
山梨産(というか、国産)ワインだと、個人的に甲州で作られたものは非常に好きで、山梨縛りの時以外でも購入することもそれなりにあるが、赤についてはベリーAがあまり好みではないので、毎回どうしても購入に至らないという状況が続いていた。
そんな時にたまたま見つけたのが、この「グレイス メルロ 2007」。
山梨産でベリーAじゃなくて2000円ならとりあえず買って試してみるか、という軽い気持ちで買ってみたが、後で調べてみて実は通常は4000円近くするワインだと知ってびっくり。
中央葡萄酒のフラッグシップワインである「キュヴェ三澤」のセカンド的なワインらしい。
色はとてもしっかりとしており、一見すると海外のワイン?と思ってしまうほど。
香りは、樽香もそれなりに感じられるが、メルローのふくよかな果実感もしっかりと感じられる。
口に含んでみると、フレッシュな果実感こそそこまで強く感じないが、逆に落ち着いた熟成された濃厚な果実感を感じることができる。
また、若干の青臭さや土臭さのようなものも感じられ、このブドウが作られた土をダイレクトで味わっているような印象も受けた。
果実感がしっかりしている分、酸味・渋みは、若干おろそかになってしまっているのでは?とも思ったが、実際は全くそんなことはない。
特に渋みについては、抜栓直後はやはり全くと言っていいほど感じられないが、2~3時間経過すると良いバランスになってきた。
抜栓直後からガバガバ飲んでしまうと、「やっぱり日本で造った外来品種の赤はね~」となりかねない。
ベストな状態にするためには、抜栓後数時間程度は待たないといけない。
4000円で購入するか?と聞かれたら、正直悩んでしまうレベルではあるが、国産の2000円であれば間違いなく即決で購入出来る味わい。
ベリーAはちょっと甘すぎるけど、でも海外品種は日本でうまく作れないし…、というのも近い将来なくなるのでは?と、このワインを飲んで感じた。
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