| 購入場所 |
オギノ |
| 購入日 |
2020年04月24日 |
| 購入金額(税込み) |
2200円 |
| テイスティング日 |
2020年04月24日 |
ワインデータ:
| 国名 |
日本 |
| 地域 |
山梨県 |
| 地区 |
勝沼地区 |
| ヴィンテージ |
2016年 |
| ブドウ品種 |
マスカットベーリーA、メルロー、シラー |
コメント:
山梨滞在時に「山梨縛り」で購入したもの。
この日は赤ワインに合いそうな食事を作ることにしていたので、久しぶりに山梨の赤ワインをセレクト。
とはいえ、マスカットベーリーAがちょっと苦手なので山梨ワインを選ぶときにはいつも苦労をする。
そんななか、以前知人から「白百合醸造のワインがオススメ」ということを聞いた記憶があり、たまたまこのワインが目に入ったので試してみることにした。
公式HP含めていろいろ調べてみたがなかなか見つからないワインであったのでラベルをよく読んでみると、勝沼の自社畑で育てられたそれぞれのブドウをオーク樽で熟成させたとのこと。
グラスに注ぐと輝きのあるルビー色、色もしっかりとしており、よく見る国産の薄めの色合いではない。
粘度もなかなか高くしっかりとした脚が出る。
香りは非常に豊かで芳醇。
カシスやブラックベリーのような豊かな果実感、甘味、そしてリッチな樽香、その奥からはジューシーなマスカットベーリーの特徴的な香りも感じられる。
国産ワインとは思えないとても複雑でリッチな香り。
口に含むと柔らかい甘味が最初に広がる。
続いて豊かな酸を感じる良く熟した甘味のしっかりとある果実感を感じる。
ボディーはミディアムからフルに近い感じでなかなかの飲みごたえ。
余韻は軽やかな酸味と程よい渋み、そして樽由来の豊かなバニラのニュアンスが20秒程度続く。
国産ワイン、かつマスカットベーリーAを使用しているものにしてはあの特徴的な甘味を抑えつつも豊かな果実感を感じさせる。
2000円となかなかの値段ではあるが、国産ワインにこだわりたいとき、マスカットベーリーAの甘さは控えめのしっかりとしたボディーのワインが飲みたいときには非常にオススメ。
インプレッション:
| 外観 |
清澄度 |
輝いている |
| 色の濃淡 |
やや濃い |
| 粘度の高さ |
脚が出来る |
| 発泡度 |
無し |
| 気泡大きさ |
無し |
| 色調 |
ルビー |
| 香り |
強さ |
十分 |
| 果実感 |
黒すぐり、ブラックベリー |
| 乾燥果実 |
レーズン |
| 焦げ臭 |
チョコレート |
| 香辛料 |
バニラ |
| 味わい |
アタック |
滑らか |
| 甘辛度 |
やや辛口 |
| 酸味 |
適度な |
| タンニン |
穏やか |
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点 |
味わい |
★★★★ |
| コスパ |
★★★☆ |
| 総評 |
★★★★ |

この日は山梨県・甲府のB級グルメで有名な「鶏モツ煮」ならぬ「鶏モツ」と合わせてみることにした。
醤油ベースの味わいに生姜をたっぷりと効かせているので合わせるのには少々勇気が必要であったが、意外や意外、なかなかの相性。
厳密には、「お互いを引き立てる」というわけではないが、良い意味で全くお互いを邪魔しない。
料理のいいところ、ワインのいいところを全く邪魔をせず、特徴のあるモツの味わいと豊かなな甘味・酸味と樽香のワインがそれぞれお互いを認め合いつつも主張するという感じ。
合わせるまでは若干勇気が必要だったが、結果はなかなかのもの。
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