Cote de Beaune-Villages Maison Francois Martenot 2007（フランソワ　マルトノ）

購入場所：信濃屋 馬車道店
購入金額：1660円

コメント：
行きつけのワインショップで年末恒例のワイン福箱をやっていたので思わず購入。
その中のうちの1本。

色はブルゴーニュピノにしては比較的濃いが、やはり薄めのルビー色。
若干熟成が始まっているのか全体的に僅かにオレンジのニュアンスも感じる。

香りは果実感の香りが強めで鮮やかさは無いが、その分若干落ち着いた感じ。
華やかさ、若々しさもそこまで無く、ピノにしては繊細さが少し足りない気もする。
もう少し香りが立つピノの方が個人的には好み。

口当たりは爽やかなフルーティーさを一番最初に感じる。
フランボワーズやラズベリーの果実感に加えて、その甘さのニュアンスもあり、6年熟成のお陰か、果実感が凝縮されてブルゴーニュにしては飲み応えがある。

酸味はそれなりの熟成を経ているお蔭か、とてもまろやかに感じられる。
まだ若干のサワー感が残っておりピノのらしく仕上がっていて、個人的にも好きなタイプ。

ただ、渋みは中盤以降ピノにしては心持ち強めのものを感じる。
また、その渋みが余韻としてカベルネのようなニュアンスを残すのが少々気になるところ。

地域A.O.Cのブルゴーニュなので、味わいをそこまで期待してはかわいそう。
決して美味しくないわけではないが、やはりブルゴーニュでそれなりにバランスの良いものを探すとなると2000円～になってしまうものなのか…。