洌　無濾過生原酒　純米大吟醸

日本酒データ：

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久しぶりにこちらの日本酒コーナーを巡回していると、最近ハマっている「無濾過生原酒」をまた発見。
知らずに買ったのだが、後で調べてみると「東光」を醸している蔵と同じ蔵の日本酒のようで、新酒を生のまま約3か月間氷温熟成させたもののよう。
色はほぼクリアで輝きがある。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁に脚がでる。
香りは華やかで熟したメロンのようなしっかりとした甘味を感じる吟醸香に加えてジューシーでフレッシュな酸味も僅かに感じられる。
また、米の旨みのニュアンスも感じられるバランスの良い香り。
口当たりはとても柔らかい。
まずは口の中にしっかりとした甘味とジューシーな米の旨みが一気に広がる。
中盤にはまだフレッシュ感が僅かに残る酸も加わり程よい飲みごたえとなる。
そして余韻は比較的シャープ。
口に含んだ時に感じたジューシーな甘味はあまり余韻を残さずキレのある味わい。
柔らかい口当たりながら甘味と旨みをしっかりと感じるが余韻はシャープな氷温熟成の無濾過生原酒。
＜アルコール度数17%、精米歩合50%＞

この日はお酒を購入した場所に近くにたまたま崎陽軒があったので横浜人のソウルフードである「崎陽軒のシウマイ弁当」を合わせてみた。
シウマイ弁当は定番のシウマイ以外にも唐揚げやマグロの漬け焼き、筍煮や玉子焼きなどの和食メニューがバランス良く盛られている。
シウマイ弁当のご飯はその独特な炊き上げ方法によって冷めても美味しくもちもち感があるのだが、心なしか甘味も普通に食べる白米よりもしっかりと感じる。
その甘味と日本酒を合わせると、お互いの甘味を強調しつつ酸のフレッシュ感も強くなるので、白米だけとの相性も意外と悪くないのかもしれない。
もちろん豚肉と貝柱の濃厚な味わいがをしっかりと感じられるシウマイとの相性も悪くない。
若干味わいが濃いめの食中酒として様々な和食に合わせる事ができる日本酒ではあるが、やはりシウマイ弁当も合わせる日本酒を選ばない万能選手という印象。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞