購入場所 |
|
購入日 |
2022年02月17日 |
購入金額(税込み) |
参考価格:約7200円(80AUD) |
テイスティング日 |
2023年06月04日 |
ワインデータ:
国名 |
オーストラリア |
地域 |
バロッサバレー |
地区 |
N/A |
ヴィンテージ |
2018年 |
ブドウ品種 |
シラーズ100% |
コメント:
とあるオーストラリアのワイン卸からサンプルとして送られてきたものの中の1本。
2023年4月時点では日本国内で流通していないもの。
色はブラックチェリーを思わせる濃厚な色合いで深みを感じられる。
粘度はしっかりとあり、ゆっくりと時間をかけてグラスの縁から伝わり落ちて無数の脚が出る。
香り濃厚でグラスに注ぐと周囲に芳醇な香りが漂う。
その香りは凝縮されたプラムやブラックベリー、そしてインクを思わせる。
鼻の奥にはわずかにスパイスやミントのニュアンスも感じられる。
口当たりはなめらかでとてもジューシー。
しっかりと熟した上質なブラックチェリーやカシスのようなフレッシュな酸と共に上品な果実感が口一杯に広がる。
その味わいは中盤も同様でとても濃厚でジューシーな味わいで、加えてわずかにスパイスのニュアンスも見え隠れする。
余韻は比較的シャープでわずかに渋みを感じつつも果実のジューシーな甘味は比較的早い段階で消えていく。
ジューシーながらもしつこくない甘味をしっかりと感じられる上質なオージーシラーズ。
ただ、定価ベースで7000円超の価格帯と言われると少々手が出しにくい感じではある。
<アルコール度数14.5%>
インプレッション:
外観 |
清澄度 |
深みのある |
色の濃淡 |
濃い |
粘度の高さ |
やや強い |
発泡度 |
無し |
気泡大きさ |
無し |
色調 |
ブラックチェリー |
香り |
強さ |
十分 |
果実感 |
黒すぐり、ブラックベリー |
乾燥果実 |
干しプルーン、乾燥イチジク |
香辛料 |
ミント、胡椒 |
味わい |
アタック |
心地よい |
甘辛度 |
やや辛口 |
酸味 |
適度な |
タンニン |
少ない |
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点 |
味わい |
★★★☆ |
コスパ |
★★☆ |
総評 |
★★★☆ |

この日は自家製の牛すじの煮込みをベースにアレンジした牛すじシチューと合わせてみた。
シチューに使うルーは市販のものを複数混ぜただけだが、かなりの時間をかけて仕込んだ牛すじの煮込みから出る脂などが味わいを複雑にする。
脂や肉の旨み、そしてシチューの甘味が程よく熟成された柔らかなシラーズと違和感なくマッチ。
オーストラリアのシラーズというと問答無用でバーベキューやステーキと合わせるというイメージが先行しがちではあるが、このワインは程よく熟成していて角も取れていることもあってかそれらの料理に加えて濃厚な煮込み系の料理ともマッチする。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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