勝沼甲州シュールリー 2020 （麻屋葡萄酒株式会社）

ワインデータ：

コメント：
山梨県を訪れた際に山梨縛りのワインとして購入したもの。
山梨県のワインは有名どころを比較的飲んでいるのだが、こちらの造り手のワインはあまり飲んでおらず、たまたまお手頃価格でちょっとこだわりを感じるこちらのワインを見つけたので飲んでみることにした。
色は少しゴールドのニュアンスを感じられる輝きのあるグリーンイエロー。
粘度はそこそこで、グラスの縁に脚が見られる。
香りは比較的強めでグラスに注ぐと周囲に爽やかな甲州らしいフレッシュな香りが漂う。
その香りはエステル香が比較的強めでグレープフルーツなどの柑橘系やまだ若々しい青リンゴのフレッシュな酸のニュアンスも見え隠れする比較的個性が豊かなタイプ。
アタックは香りから感じられるよりもシャープな酸の印象は薄く、どちらかというとしっかりとブドウの甘みが凝縮されたジューシーな果実感を一番最初に感じられる。
その後じわじわっとグレープフルーツを思わせる爽やかな柑橘系の酸が口の中に広がり、ボディーも黄色果実を連装させるような甘みをたっぷりと感じられしっかりとしている。
そして余韻には少し口の中に残るような酸のニュアンスが若干気になるが、程よい甘みとともに比較的しっかりと口の中にインパクトを残していく。
甘味と酸味の両方の要素をしっかりと楽しめる程よく厚みのある甲州らしいフレッシュな味わいを楽しめる。
＜アルコール度数12%＞

インプレッション：

この日は夕食を既に済ませていたので素直にナッツと合わせてみた。
ナッツとの相性が悪いわけはなく、何の違和感もなくしっかりとマッチする。
このワインは比較的しっかりとした酸を感じられるタイプなので生魚との相性は何となくよくないような気がしている。
意外とチーズたっぷりのマルゲリータピザのようなシンプルながら塩分を感じられるしっかりとした味付けの料理等との相性が良いかも知れない。
以前山中湖エリアのイタリアンレストランでいただいたほうとうで作ったラザニアのような料理だと相性が良さそうな印象。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞