購入場所 | そごう横浜店 |
購入日 | 2023年03月24日 |
購入金額(税込み) | 1650円 |
テイスティング日 | 2023年03月24日 |
日本酒データ:
地域 | 山形県 |
タイプ | 特別純米 |
使用米種 | はえぬき |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
この日は日本酒が飲みたくなりお惣菜の購入と共にフラフラッと酒屋をチェックしてみると面白いお酒を発見。
シャンパンと同じ瓶内二次発酵により作られたこちらのお酒は名前が文字通り「発泡の十水」。
限定品でもあるようなので試してみることにした。
グラスに注ぐと泡が勢いよく音を立てて弾けるが、シャンパンのように継続的に湧き出るというよりは一瞬弾けてその後は濁り酒のようになるという感じ。
色は白濁しており反対側は見えないほど。
粘度はほどほどでグラスの縁にほんのりと脚が出るようなイメージ。
香りは米の甘味や果実感を伴う吟醸香をたっぷりと感じさせつつも、麹や醪のヨーグルトを思わせるような微生物感もそれなりに感じられる。
また、鼻の奥にはフレッシュな酸のニュアンスも感じられる。
口に含むと細かくシルキーは発泡感を感じられると共に香り同様にしっかりとした甘味やジューシーな果実感を味わえる。
加えて程よく醪の風味を楽しめることもあって口当たり的には甘酒に近いが、アルコールが入っているので当然その分シャープな印象に仕上がっている。
一方で余韻は思ったより長くなく、しっかりとした甘味や醪の風味は喉の抜けるとスッと消えていく。
シルキーで柔らかい発泡感と果実を思わせるようなジューシーな香りと味わいに醪がその独特な風味で一捻り加える限定醸造の発泡タイプの特別純米酒。
<アルコール度数15%、精米歩合60%>
この日はお惣菜たちと合わせてみた。
北海道・小樽の食材を使って作る海鮮揚げ専門店「伯楽」のニシンのザンギや、焼鳥で有名な三和の焼鳥、そしてメインはなだ万のお弁当となかなか豪勢な組み合わせ。
ニシンのザンギは衣薄めなのでニシンの身のホクホク感を感じつつもしっかりと衣に醤油ダレで味付けがされているのでタンパクな味わいではなく酒のつまみにピッタリ。
三和の焼き鳥も鶏の味わいをしっかりと活かしつつ、香ばしい炭火で焼いたような風味を楽しめる逸品。
そしてメインディッシュのなだ万のお弁当は「お肉料理となごみ御膳」をセレクト。
牛そぼろ旨煮と鶏の照焼の肉料理2品がメインとなっており、それに加えて合鴨燻製や蓮根挾みあおさ揚げやとりつくね、そして様々な野菜の煮物が入ったお弁当ということでそれなりにボリューム感はある。
優しくもしっかりとしたダシの風味がベースの各料理は日本酒ともしっかりとマッチする。
比較的幅広い料理と合わせられそうではあるが、泡と醪が特徴的な日本酒でもあるので合わせるときには少し気を使うかもしれない。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>
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