Pound Cake Chardonnay 2020（パウンドケーキ）

ワインデータ：

コメント：
コストコに行った際、1000円以下のカリフォルニアシャルドネでキャッチな名前のこちらのワインを発見。
以前アメリカで飲んだButter & Breadを彷彿とさせるネーミングなのでそのような味わいを期待して購入。
色はしっかりと色付いた輝きのあるグリーン。
粘度はほどほどでグラスに涙が出る程度。
香りは濃厚でガッツリ樽香が効いていて、合わせてシャルドネらしいミネラル感を感じられるパンチのあるタイプ。
樽香がかなり強く効いているので果実感が少し隠れてしまっているが、それでもグレープフルーツやパイナップルのようなジューシーで甘味のある香りを感じられる。
アタックは濃厚で少しトロみがあるような舌触りと共にガッツリ樽香とはちみつのような甘味を感じられる。
ただ、かなりインパクトのあるアタックであることが影響しているのか、その後には程よいバランス感の酸味が加わるのだが、思ったほど果実のジューシーな味わいを感じられない。
また余韻はアタックから受けた味わいほどは長くなく、どちらかというとキレが良いタイプ。
全体的なバランス感は頭でっかちという感じで、ブドウの味わいがアタックに負けてしまっている印象。
濃厚な樽香とはちみつのような甘味を感じられるアタックが印象的なパンチ勝負な樽シャル。
＜アルコール度数14.5%＞

インプレッション：

この日は同じくコストコで購入したロティサリーチキンと合わせてみた。
コストコといえばロティサリーチキンと言われるほどコストコの定番お惣菜の一つ。
シンプルに味付けされた丸鶏ということもあって、味わいも鶏肉の風味を重視したシンプルなもの。
逆にシンプルな味わいだけに色々な幅広く合わせれられそうな印象。
今回のワインはかなりしっかりと樽の香りが効いていることもあって、むしろロティサリーチキンの方が負けてしまいそうなほど。
今回のロティサリーチキンであればハーブや岩塩などで味付けして少し味わいに変化をつけた方がよりバランスよくマッチするかもしれない。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞