Caldora 2009(カルドラ)


購入場所:ヴェリタス
購入金額:498円

コメント
モンテプルチアーノにハマっている時期に、インターネット通販サイトを巡っていたらたまたま発見したワイン。
通常は777円で販売されているが、たまたまセールで498円となっていたので思わずクリックしてしまった。

色は非常に濃いルビー色で、反対側まで見えない色は黒味さえ感じるが、一方で輝きも十分にある。
僅かに紫色のニュアンスも感じる。

香りは溢れ出るような若々しい果実感とほのかに感じる心地良いスパイス感。
果実感は熟成したものと言うよりは、チェリーの瑞々しい果実感。
力強く香り続けるものではなく、鼻をくすぐるように通り抜けていく感じ。
ジューシーさを非常に強く感じる。

口に含むと優しい甘さが口いっぱいに広がる。
決して濃厚なわけでないが、心地良い濃さが印象的。
熟したプラムをメインに、カシスの柑橘的なニュアンスも感じる。
果実感自体は比較的長い間口の中に残る。
人によってはこの果実感を甘ったるさとして嫌うかも知れないが、個人的には嫌いではない。

酸味は余韻にかけてジワジワと感じてくる。
果実感と共に、カシスの爽やかなニュアンスも感じるが非常に軽い。
どちらかと言うと、終盤の渋みが一通り過ぎた更に後に、もう一度酸味が戻ってくる感じ。

抜栓後、4,50分までは強い渋みは感じず、どちらかと言うと酸味が渋みの要素を持ち上げ、全体の厚みを出していたような気がする。
が、1時間も経つと、中盤からしっかりと渋みを感じるようになってきた。
自己主張をしっかりとする渋みは、喉を過ぎた後も果実感と共に暫く口の中に残る。
口当たり的には決してザラザラしているわけではないが、若干の粒子間を感じる。

特にどの要素が飛びぬけて言い訳でもないが、逆にそこまでにマイナス要素も見当たらない。
これ位の果実感と渋みだと、ペスカトーレやスペアリブのような、濃い目の料理に合いそう。
余談だが、このワインの造り手は「ユメ」と言う名前のワインを造っている造り手でもある。

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