購入場所 | そごう横浜店(こちらから購入可能) |
購入日 | 2022年12月10日 |
購入金額(税込み) | 1675円 |
テイスティング日 | 2022年12月24日 |
日本酒データ:
地域 | 島根県 |
タイプ | 特別純米 |
使用米種 | 五百万石 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★☆ |
コメント:
この日は所要で横浜に行ったので、横浜の酒屋の定期巡回中に発見。
日本航空国内線のファーストクラスで提供されていた時期がありその時に頂いた後は見つけた際には定期的に購入している蔵元。
今回は白地に黄土色の月が鮮やかに輝く季節限定ものの特別純米を見つけたので購入してみることにした。
無濾過原酒ということで、色は僅かにグリーンのニュアンスを感じられる。
また、グラスには細かな気泡が数多く見られるが、発泡感があるわけではなさそう。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁に脚がたくさん見られる。
香りは純米ながら穀類系の香りではなくジューシーで旨味や甘味を感じられるタイプ。
パイナップルを思わせる甘味と米の旨味のニュアンスが力強く感じられ、その奥には僅かにアルコール感を想像させるシャープな香りも見え隠れする。
口当たりも香りに近いイメージで、甘味のしっかりとあるパイナップルを連想させる。
中盤からは少し刺激のあるピリッとした酸が加わりその甘味を引き締めつつバランスを整えている。
そしてキレはシャープでしっかりとしたアルコール感を感じられる。
熟したパイナップルのような甘味とフレッシュな酸を楽しめる風味で親しみやすい無濾過原酒。
<アルコール度数16%、精米歩合60%>
この日は塩サバの甘辛煮と合わせてみた。
塩サバ自体がそれなりに塩分のある食材だが、それを甘辛で仕上げるという、塩味・甘味・旨味の要素を全て入れ込んだなかなかハードな一品。
味わい的には鯖の味噌煮を鯖の食感を変えずにグツグツと煮詰めたような濃厚な風味。
その濃厚で個性のある味わいに意外にも日本酒が負けない。
むしろ、料理単品では少し塩分と甘味が勝っているという印象の味わいが、日本酒と合わせることによってまろやかにバランス良くなっているような気さえする。
マグロのしぐれ煮やしっかりと甘味の強いタレのかかったパリパリ系のうなぎなどとの相性が良さそう。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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