名前:西條そば 甲
場所:〒793-0027 愛媛県西条市朔日市783-6
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR予讃線 伊予西条駅 徒歩25分
営業時間:11:00~17:00 毎週日曜日
また行きたい度:=☆☆☆=蕎麦粉の香りと風味がしっかりと楽しめる冷水で締められたしっかりとした喉ごしの粗びき蕎麦を楽しめるサイクリストにも優しい蕎麦屋さん
外部リンク:西條そば 甲の公式HPへのリンク
備忘録:
(2022/12/18記載)
2022年10月下旬の平日の昼食時に訪問。
この日は松山に滞在していたのだが、ちょっと足を延ばしてこのエリアにある有名な日本酒の酒蔵である「石鎚」を訪問。
丁度ランチの時間帯になりそうだったので事前に周辺の美味しそうなお店を調べてみたら、このエリアは日本酒を作っているだけあって水がうまいということで蕎麦のお店をセレクトしてみた。
<お店の場所はどこ?>
場所は公共交通機関だと最寄駅はJRの伊予西条駅だが、徒歩だと30分弱かかるので現実的ではない。
今回は松山方面から来たこともあり、松山自動車道の「いよ小松北」インターから向かった。
お店は海沿いを走っている県道13号線(産業道路)沿いにあるのだが、この辺りは線路や川が複数通っていることもあって最短距離でのアクセスがなかなか難しい。
基本的には住所を入れればナビ任せでお店まで到着するのだが、お店は産業道路から脇にそれた路地にあり、かつ車が停まっているとお店っぽさが無いので初めての訪問の際には注意しないと通り過ぎてしまう。
なお、高速の最寄りのインターは「いよ西条インター」のようで、そこからだと車で15分程度で行くことが出来そう。
こちらが店舗外観。
お店の前には3台分の駐車スペースがあり、満車になっているとそこがお店かどうかというのは初めての訪問だとわかりくい。
なお、自転車が盛んな地域ということで、ロードバイク用の駐輪用ラックも置いてある。
店舗の前にくるとようやくここがお店だというのがわかる。
なお、店内が満席の時には店の前に置いてある椅子で待つことになる。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日ではあったが昼食難民になると嫌なので開店時間が11時のところ、11時15分頃にお店に到着。
駐車場は辛うじて1台空いていたのでスムースに停められたが店内はファーストロットの客が入り切ったタイミングのようで満席。
待つこと15分弱でようやく店内に案内された。
店内は木を使った落ち着いた雰囲気。
天井が吹抜け状になっており、オシャレなロッジのような造りになっており、そこにカウンター席が5席、4名掛けのボックス席が3席と、計20席ない程度のキャパ。
なお、ボックス席のうちの一つは小上がり仕様になっているというこだわりのアレンジ。
こちらが店内の写真。
カウンター席とボックス席があるので一人でも家族連れでも利用できる。
とてもゆったりとした造りになっていて落ち着いて食事を出来る府に気。
<オススメのメニューは?>
事前にこちらのお店の人気メニューをリサーチしたのだが、これと言ってレビューが集中しているメニューはあまりなく、その中でも何となく多く見られたメニューの名前が「つけ麺鴨ざる」であった。
それ以外は特に集中したレビューは見られなかったので、「つけ麺鴨ざる(1250円)」に加えて、今回は初訪問なのでまずはテッパンどころのざるそばをオーダーすることにしたが、ざるそばは通常の二八蕎麦に加えて平日限定で粗挽きざるそばを、休日限定で十割そばを提供しているよう。
今回は平日の訪問だったので、「粗挽き天ざる(1250円)」を追加200円で大盛りにしてオーダーした。
なお、蕎麦の他には一品ものとして天むすやおにぎりなどもあり、店内にはおでんが6種類程度準備されており食べたいものを自分で取るというセルフサービススタイルで楽しむ事が出来る。
こちらが定番系のメニュー。
ざるそばは平日と休日で出すメニューが変わるよう。
その他に「つけ麺鴨ざる」というメニューやサイドメニューが写真付きで紹介されている。
メニューの冊子にはこちらのお店で使っている食材の生産地であったり、蕎麦への強いこだわりが説明されているので料理が提供されるまでの間に読み進めておくと蕎麦が一層美味しく感じるかも知れない。
15分程度まちようやく店内に案内された。
蕎麦は外で待っている間にオーダーしておいたので、折角なので席についてから提供されるまでの間にセルフサービスのおでんを頂くことにした。
おでんは何をとっても一串100円という明朗会計方式。
今回選んだこんにゃくや厚揚げ以外にも玉子など、計6種類が用意されていた。
外で待っている間にオーダーを受けていたこともあって、席について3分程で蕎麦が提供された。
こちらが「粗挽き天ざる」の大盛り。
20センチ強あるざるには蕎麦がしっかりと盛られておりなかなかなのボリューム感。
そして天ぷらにはエビと大葉、かぼちゃと舞茸の4種類が盛られている。
天ぷら分でプラス300円なのでかなり良心的な値段設定。
蕎麦は粗挽きということで、想像通りにしっかりと蕎麦の風味が活かされた味わい。
ただ、蕎麦粉ガツン系というよりも香り高く上品な味わいのイメージ。
冷水でしっかりと冷やされており、その為かコシもしっかりとあり、豊かな喉ごしを楽しめる。
つけダレだがカツオの風味を豊かに感じられるタイプ。
こちらのエリア独特のまろやかでわずかに甘味があるような感じの醤油味がベースとなっており、濃厚で豊かな味わいではあるが塩分は控えめという印象。
そして天ぷらだが衣が薄めに仕上げられており、出来立てを提供していることもあってカリカリっとした食感が美味しい。
食材への火の通り加減もよく、エビはジューシーに、野菜はシャキシャキっとしたみずみずしさを感じられる。
これでプラス300円ならば頼まない理由はない。
こちらが「つけ麺鴨ざる」。
蕎麦は通常の二八蕎麦のようで、粗挽き程の蕎麦粉の香りは感じられないが、こちらもしっかりと冷水で締められていることもあって豊かな喉ごしを楽しめる。
つけダレはその名の通りしっかりと鴨の風味と感じられ、焦がしネギの味わいが良いアクセントになっている。
なお、こちらのタレも若干甘めに仕上げられている。
<まとめ>
観光客というよりは地元民が多いお店で、平日と休日で提供する蕎麦を変えているというこだわりのお店。
今回は平日だったので粗挽きそばを楽しむ事が出来たが、想像通りにしっかりと蕎麦の風味が活かされた味わい。
ただ、蕎麦粉ガツン系というよりも香り高く上品な味わいのイメージで、冷水でしっかりと冷やされており、その為かコシもしっかりとあり豊かな喉ごしを楽しめる。
また、300円で追加出来る天ぷらのコスパはなかなかのもの。
この時はエビ、かぼちゃ、大葉、舞茸の4品だったが、薄めにまとった衣がサクサクで食材はジューシーな状態で提供され、これで300円というのはなかなかお得感があった。
どれをとっても一つ100円というセルフサービススタイルのおでんのシステムも面白く、落ち着いた雰囲気の店内でゆったりと食事を楽しむ事が出来るもの嬉しい。
今回頂いた粗挽きそばは想像通りの味わいだったので、次回は休日限定の十割蕎麦にもチャレンジしてみたい。
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