焼き鳥てんぐの隠れ家 (2022/10)

名前：焼き鳥てんぐの隠れ家

場所：〒790-0003 愛媛県松山市三番町2-5-17
地図はこちらからどうぞ

交通手段：伊予鉄市内電車　大街道駅徒歩5分

営業時間：17:30～23:30（日～木）、17:30～24:30（金・土）、17:00～22:00（日）　年末年始

また行きたい度：＝☆☆☆＝文字通り隠れ家のような和テイストたっぷりの店内で焼きたて焼鳥や愛媛の地酒を楽しめるオシャレな居酒屋さん

備忘録：

（2022/12/17記載）
2022年10月下旬の平日の夕食時に訪問。
今回は15年ぶりの松山だったので土地勘が全くなく、宿泊場所を一番栄えている伊予鉄の松山市駅周辺ではなく、少しでも空港から近いJR松山駅にしてしまったことにより、周辺にはなかなか良さそうなお店が見つからず。
歩くことを覚悟で色々探していると、「お店の看板を出さない隠れ家的なお店」ということで面白そうな焼鳥の店を見つけたので行ってみることにした。

＜お店の場所はどこ？＞
場所は松山市駅からであれば徒歩10分少々、電車であれば路面電車の予鉄市内電車の大街道駅から徒歩5分程度のところにある。
今回はJR松山駅から徒歩で向かったので、松山城の南側の堀をずっと東側に進み堀が切れたところで南下。
左手に見える「日銀松山支店」のある交差点を左折し、そのまま「三番町通り」を6ブロック程進み店舗に到着した。
「三番通り」を進んでいくと途中で南北に通る大きなアーケード街である「大街道」と交差するが、この辺りがいわゆる飲食店などが集中する繁華街となっており、ドン・キホーテもあったりする。
お店はドン・キホーテ東側の三番町通り沿いにあるようだが、看板がないとの事で注意しながらゆっくり進んでいくと、看板の代わりに大きな天狗のお面？が店先に置かれているので思っていたよりは探しやすかった。

こちらが店舗外観。
「看板のないお店」ということで隠れ家感満載かと思いきや、天狗のお面がかなり主張しているので知っていればすぐに分かる。
ただ、外から中の様子は見ることが出来ないので、何も知らないと何のお店なのかを判別するのは確かに難しいかも知れない。

入口を入ると下駄箱があるのでそこで靴を脱いで店の奥に進んでいく。
この時点では店内がどのような雰囲気なのかは全く分からない。

＜混雑状況・店内の様子は？＞
今回は平日の19時ではあったが夕食難民になるのが怖かったので予め予約をした。
店内は古民家調の造りになっていて、確かに店の外からでは店内の様子をうかがい知ることが出来ない。
引き戸を開けて店内に入ると目の前に広がるのは木張りの床で仕上げられた落ち着いた雰囲気の純和風なカウンター席エリア。
そのカウンター席を囲むように通路を挟んで個室が設けられており、全ての個室がそうであるかはわからないが掘りごたつ形式で、窓からはちょっとした箱庭が見えるオシャレな雰囲気。
カウンター席は10席程度、個室は見た限り6名～8名程度で使えそうな広さのものが4～5室程度で計50名程度のキャパ、トータル60名程度くらいとそれなりにキャパはありそう。
ただ、平日の19時であっても店内はそれなりに混雑しており、あちこちから宴会を楽しむ賑やかな声が聞こえてきたので平日の開店直後等でない限りは予約をした方が無難。

こちらが店内の写真。
古民家的なイメージのカウンター席は少人数でゆっくりと飲むのに最適な空間。

こちらは今回案内された個室エリア。
一部屋丸々であれば6～8名程度で使えそうだが、今回は中央のすだれで区切って半分を使わせて頂いた。
写真は半分で区切った状態だが、それでも2名であれば広すぎるほどの空間。

こちらが店内の日本酒セラー。
プレミアム日本酒含め、様々な日本酒が陳列されている。

＜オススメのメニューは？＞
こちらのお店は焼鳥のお店ということで当然焼鳥がメインになるのだが、メニューが焼鳥含めてかなり多く選ぶのに困ってしまう程。
今回は初めての訪問だったので、メニューに「オススメ」や「売れ筋」のマークが付いているものを中心に選んでいくことにした。
焼鳥の店なので、当然焼鳥からは「おすすめ8本串・内臓あり（1554円）」をベースに「つくね（220円）」、「しそ巻き（220円）」、「砂ズリ（198円）」、「肝・タレ（220円」、「うずら（198円）」などをオーダー。
その他に一品ものとして「厚焼き玉子鰻入り（781円）」、「枝豆（418円）」、「皮酢（418円）」、「焼きおにぎり（523円）」と、それなりの品数をオーダー。
一方のドリンクメニューは居酒屋ということもあってビールからワインまで一通りのアルコール類は揃っている。
中でも日本酒のメニューは比較的多く、十四代や而今、田酒などのいわゆるプレミアム日本酒から、地元愛媛の地酒を含めた全国の有名地酒をトータル20種類弱程度をプレミア価格はそこまで取らない金額で揃えているので日本酒好きにはたまらないかも知れない。

こちらが串もののメニュー。
かなりの数があるので、まずはセットメニューを1つオーダーしつつ、追加で好みのものをオーダーしていくのが一番楽そう。

一品ものについても、いわゆるすぐ出る一品からサラダや揚げ物、ご飯ものなど、飲みながら食べたいメニューは大体揃っている。

こちらはドリンクメニュー。
ビール、酎ハイ、カクテルなど、一般的なものは大体揃っている。

焼酎も10種類くらいあり、お手頃で定番の黒霧島から森伊蔵や村尾などまで取り揃えている。
が、流石に森伊蔵や村尾は若干プレミアムを含めて金額での提供という印象。

こちらが日本酒メニュー。
日本酒のプレミアム部門は十四代や而今、田酒など。
金額としてはそこまで高い感じはないが、あくまでグラス（100ml程度？）なので高いか安いかは微妙なところ。

こちらが愛媛の地酒を含めた日本酒のメニュー。
全国の有名地酒を一通り網羅しており、日本酒好きにとっては選ぶ楽しみが広がるのでありがたい。

飲み放題のメニューもそれなりに充実している。
日本酒が愛媛の地酒というのが嬉しい。

オーダーを済ませてしばらくすると提供されたのがこちらのお皿。
写真ではわかりにくいが、お皿自体は30センチ強はあろうかという大き目のサイズで、その中にスティック人参とダイコン、ざく切りキャベツが盛られていた。
最初はこれがお通しかと思ったのだが…。

そしてこちらが一杯目にオーダーした愛媛の地酒「尾根こえて」。
オーダーはグラス単位でしかできず、見た感じは100ml程度のもの。

続いてお通しが提供された。
こちらはしんじょう揚げの上にいくらが乗ったもの。
トロッとした甘目の出汁が何とも新鮮な味わい。

この後からはすぐに提供できる一品たちが続々と提供された。

まずは「枝豆」から。

そして「皮酢」。
こちらは文字通り茹でた鳥皮を酢をベースにした調味料に七味唐辛子をかるく振りかけたもので、日本酒のつまみとして楽しめる一品。

そうこうしているとオーダーした焼鳥達が次々と提供される。
焼鳥は基本的には小皿での提供ではなく、一番最初にカット野菜と共に置かれた大きな皿の上に続々と盛られていくイメージ。
どのネタもサイズ感そこそこで焼き上げ具合も火を通しすぎずに軽く焦げ目がついた状態ということもあって、中身はとてもジューシー。
コスパという意味では悪くない。

その後に提供されたのが「焼きおにぎり」。
焼鳥屋さんの焼きおにぎりなので炭火で焼いていることもあってか周りはカリッと仕上がり中はホクホクの状態。

こちらは「厚焼き玉子鰻入り」。
一口大にカットされたものが6つと、それなりのボリューム感。
また、「鰻入り」とはかいてあるものの実際はちょこちょこっとしか入っておらず鰻の「風味入り」だと思っていたのだが、こちらはさにあらず。
ガッツリと鰻が入っており、「うなたま」のような状態で味もコスパも抜群の一品。

エンジンがかかってきてしまったこともあり、追加で愛媛の地酒「隠し剣」をオーダー。
純米大吟醸だけあり、スッキリながら米の甘味をしっかりと感じられる味わいで口当たりが良く飲みやすいタイプ。
市販価格は四号瓶で1815円なので純米大吟醸にしては比較的抑え目のお値段。

お酒を追加したことによってちょっと追加で串ものが頼みたくなり、レバーとうずらの玉子を追加した。
甘めのタレが日本酒とマッチし、あっという間にグラスが空いてしまった。

＜まとめ＞
今回は焼鳥を14本程度、一品ものを4品、それにアルコール類を3杯オーダーして2名で約1000円のお通しを含めてトータルは1万円弱。
何となく金額だけ見ると少々高めかなという印象ではあったが、オシャレな店内を比較的広く使えることを考えると安くはないが高すぎるという金額ではなさそう。
料理そのものは何か特段気になったものがあるというわけでもなく、愛媛・松山ご当地メニューがあるわけでもないので観光客向けのお店ではなさそう。
ただ、焼鳥は焼きたてのジューシーなものを提供し、うなぎたっぷり玉子焼きやその他飲兵衛が大好きなつまみ系料理を愛媛の地酒と共に隠れ家のような和テイストの店内で楽しめるので、地元在住であれば定期的に通いたくなるようなオシャレ居酒屋さんであった。

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焼き鳥てんぐの隠れ家（焼き鳥 / 大街道駅、勝山町駅、県庁前駅）

夜総合点★★★☆☆ 3.2