Kendall Jackson Vintner’s Reserve Red Wine Brend 2018（ケンダルジャクソン）

ワインデータ：

コメント：
毎回、山梨に行く際に必ず立ち寄るこちらのお店で色々みていた際にスタッフの方に薦められて購入したもの。
みてみると「Red Wine Brend」というだけあって、とにかく色々なブドウがブレンドされているよう。
セパージュの記載はないのだが、色々みてみるとジンファンデルが一番多めとのこと。
色は濃厚で輝きのある赤紫色。
粘度はかなりしっかりとあり、非常にゆっくりと脚がグラス全体に伝わり落ちていく。
香りはガッツリと樽由来のバニラ香を感じ、ジンファンデルの甘味やカベルネのハーブ感、シラーのスパイス感などが複雑に絡み合いジューシーながら非常に風味が豊かな印象。
ブラックベリーやレーズンのような風味をしっかりと感じられる。
アタックでは香りから感じられるほどの樽感はなく、ジューシーでフレッシュなブラックベリー系の果実感や甘味をストレートに豊かに感じられる。
中盤からは程よいカシスのような酸が加わり、アタックで感じた凝縮された果実感に加えてほどよく渋みも感じられ、豊かでパンチのあるボリューム感たっぷりの味わいになる。
余韻は長く、果実の甘味と酸味が抜けた後に僅かなスパイス感と共に樽由来のバニラ香が口の中にしばらく残り続ける。
使われている8種類それぞれのブドウの特長と味わいをストレートに感じ取ることができる濃厚な樽香豊かな味わい。
＜アルコール度数14.5%＞

インプレッション：

この日は夕食を済ませていたのでナッツやスパイシーサラミと合わせてみた。
ナッツとの相性は至って当たり前ではあるが外すわけがない。
ただ、なんとなくアーモンドやカシューナッツのような脂分が多めでまろやかな味わいのナッツの方がピーナッツなどと比較してワインの渋みを幾分抑えてより甘味を際立たせているような気がしなくもない。
スパイシーサラミはサラミ自体にチーズが練り込まれていることもあってか、ピザのトッピングのチョリソーのような印象の味わい。
比較的主張する味わいではあるが、ワインもしっかりとボディーがあるのでお互いを邪魔せずにむしろつまみが進みワインもすすむという飲兵衛スパイラルにはまってしまう。
味わい的には甘味やスパイスの味わいがしっかりと効いているような料理との相性が良さそうな印象であった。
ステーキや鉄板焼きなどシンプルながら食材の味わいをしっかりと感じられる料理がおすすめ。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞