名前:ル サロン ド レギューム
場所:〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通4丁目20番2 YT馬車道ビル1F
地図はこちらからどうぞ
交通手段:みなとみらい線馬車道駅 徒歩2分
営業時間:11:00~15:00、17:30~23:00 月曜日
また行きたい度:=☆☆☆=横浜野菜中心のヘルシーなフレンチを楽しめるお店
外部リンク:ル サロン ド レギュームの公式ページへのリンク
備忘録:
2013年10月初旬、ダイナースクラブが主催している「フランスレストランウィーク」というイベントで見つけ、予約の上ディナーを食べに行った。
場所はみなとみらい線の馬車道駅から徒歩2分程度のところで、駅からの立地としては非常に良いが、観光客が集まる馬車道側やみなとみらいからは少し離れているのが辛いところ。
お店に着くと、スーツでしっかりとキメたフランス人ウェイターが流暢な日本語で出迎えてくれる。
店内はコンクリートの打ちっぱなしの壁で、高い天井が印象的な造りになっている。
造りだけを見ると比較的モダンな雰囲気なのだが、その中に少しアンティーク調のテーブルがゆったりと配置され、小物や電球もモダンというよりはアンティークな物が置かれている。
今回はイベント用のメニューという事で、アミューズ・テリーヌ・ポタージュ・メインディッシュ(肉もしくは魚)・デザートとコーヒーまたは紅茶のセットで5000円であった。
通常メニューはメインが両方出る代わりにに6400円という事なので、お得感という意味ではそこまでではないが、結論としてはメイン1品で十分お腹は満たされる。
アミューズはとうもろこしを使った冷製のムース。
小さな器の中にはとうもろこしのムースとその上に粒のままのとうもろこしがいくつか乗っている。
スプーンで頂くと、ムースにしては少し硬い感触があり、食べてみるとカラメルソースを焼いたものを砕いて散らしてあった。
とうもろこしの青臭さは一切なく、むしろ旨みや甘味がほんのりと感じられる。
その味わいにカラメルソースがアクセントを加え、食欲をそそる。
次に提供されたのは野菜のテリーヌ。
お皿の縁にはソースが盛られており、左側はバルサミコベースのソース、右側はブルーベリの塩であった。
メニューの通り、野菜のみを使ったテリーヌにはオクラ・ベビーコーン・ごぼう・さつまいも等、色とりどりの野菜が数多く使われていた。
野菜のみのテリーヌなのでコンソメ等を少し強く効かせて味付けしているのかと思いきや、野菜そのものの味を生かす為か、余計な味付けは一切なし。
あっさりながらも野菜それぞれの個性を生かした味わいであった。
三品目は紅あずまを使ったポタージュ。
器の縁にはスイートポテトが添えられているというニクい演出もあった。
ポタージュは「これが本当にさつまいも?」と思うほど濃厚かつ甘味が強く感じられ、ポタージュの上に添えられている、少し苦味の効いたヘーゼルナッツのムースと合わせると非常にバランスが良い。
行儀は悪いが、残ったポタージュにフランスパンを」浸して食べるとこれがまた美味。
この日のメインは、魚は鱈、肉は豚肉であった。
双方とも塩のみでシンプルに味付けされており、火は生ではないギリギリの状態で仕上げられていた。
野菜にこだわりがあるレストランだけあって、付け合せの野菜もごぼうチップス、グリルされた人参・かぼちゃ・じゃがいも・かぶ等、種類が豊富でどれも風味が豊かであった。
デザートはきなこのムースを使ったアイスクリーム。
フランス料理にきなこ?とも思ったが、食べてみるとムース状のきなこの味わいがバニラアイスと良くマッチする。
今回はイベント用メニューであったのでコストパフォーマンスについては一概に判断できないが、ボリューム感についてはボトルワインとともに2時間程度かけて食べたこともあり十分満足できるレベル。
余談だが、フランス人のウェイターの方が「フランスでは夜ご飯はワインを飲んだり話をしながら2時間位かけてゆっくりと食べるものなんですよ、日本人ももっとゆっくり食べればいいのに~」と言っていた。
ランチも1200円とリーズナブルな金額から楽しめるので、週末に観光で周辺まで足を運んだ際にはぜひ立ち寄ってみたい。
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